
菅 野 佐百合
■調剤業務に従事する傍ら、漢方薬・ハーブの研究を行う。
■自然療法・アロマテラピー・カウンセリング・フラワーエッセンスを学ぶ。
■漢方の希釈をマイペースで研究中。
著書に「超微量漢方パワーの奇跡」<廣済堂出版>、「難病を癒す免疫療法」(共著) <廣済堂出版>がある。
西洋医学と漢方医学の基本的違いは「観察」と「推理」にあります。
漢方医学を理解するポイントはここです。

「手術して退院後に漢方を飲んだほうがいいですよね・・・。」
100点満点の使い方です。
以前、某テレビ局から「だれにでも効く毒出し漢方薬を作ってください。」といわれ、「誰にでも効く漢方薬は存在しない。」と主張し、採用が流れたことがありました。
最近の健康番組批判を見ていて、あのとき主張しておいてよかったと、あらためて感じました。
今年は暖冬のため、インフルエンザが流行らず平和な1月だったなーと思ったら、インフルエンザ1号が出ました。
インフルエンザ対策の薬は、アセトアミノフェン系解熱鎮痛薬と麻黄湯(まおうとう)です。
お茶やお菓子の食材シナモンは、漢方生薬の桂皮(ケイヒ)です。
薬効成分が少ないものが食材シナモンとして使われます。
漢方薬は医食同源で、意外な食品とリンクしてる場合があります。
たとえば中華料理のデザートの杏仁豆腐(あんにんどうふ)。
この杏仁(あんにん)は、漢方生薬の杏仁(きょうにん)の仲間です。
ハードな鼻かぜには川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)とユーカリオイルがおすすめ。
吐き気にもいろいろありますが、のみこんでものみこんでも唾が出てくる・・・
つわりや飲みすぎ直後の症状ですが、このようなときは乾薑(かんきょう)半夏(はんげ)の入った半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)が即効性あり!
「咳止めを飲んで咳は止まったけど、頭がボーっとします。」
こんなとき漢方をいっしょに飲むと、「頭のボー」もらくになります。
お勧め漢方は麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)桔梗石膏(ききょうせっこう)半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)麦門冬湯(ばくもんとうとう)。お惣菜コーナーのように、味見して選ぶことをおすすめします。
冬は乾燥肌に悩まされますが、同時に頭痛がある人もけっこういます。
お肌の調子と頭痛が連動しているなんて、一般的には理解しがたいですが、漢方では「瘀血」といって立派な診断基準となります。
乾燥肌と頭痛におすすめの漢方薬は川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、高血圧でイライラして怒りっぽい人に合う漢方薬です。
イメージは、「瞬間湯沸かし器」。
ストレス社会のせいでしょうか、最近は低年齢化しているようで・・・。
自分で「まずい!」と気づいたら、黄連解毒湯を飲んでください。
お正月休みが終わり、もとの生活が戻りました。
と同時に、「だるい」「疲れがとれない」などの不調を訴えるご相談も・・・。
明けましておめでとうございます。
今日が仕事初め。
さっそく新年早々うれしい症例がありました。