参加ランキング

クリックで投票になります。
1日1クリック有効です。

にほんブログ村 健康ブログへ

人気blogランキングへ

人気blogランキングへ
Profile

菅野

菅 野 佐百合

  • 東北薬科大学 薬学部 製薬学科
    卒業
  • H13年度 薬剤師研修センター漢方薬生薬研修会 試問 合格
  • 薬局「秀ハーブラウンジ」
    取締役社長 管理薬剤師

■調剤業務に従事する傍ら、漢方薬・ハーブの研究を行う。
■自然療法・アロマテラピー・カウンセリング・フラワーエッセンスを学ぶ。
■漢方の希釈をマイペースで研究中。
著書に「超微量漢方パワーの奇跡」<廣済堂出版>、「難病を癒す免疫療法」(共著) <廣済堂出版>がある。

カウンタ
現在、TB、コメントは受け付けていません。

« 2015年08月 | メイン | 2015年10月 »

2015年09月30日

長引く風邪に抑肝散(よくかんさん)

P1040142.JPG
風邪ではなかった。

風邪の人が増えましたね。
私も経絡測定をしたら、桔梗・甘草でした。(=気道粘膜が炎症気味)
いつもとちがうを感じたら、1分1秒でも早く漢方方剤をのむことをおすすめします。
1個のウイルスは、24時間で100万個になるからです。
葛根湯・麻黄湯・荊芥連翹湯・桔梗石膏の4種類常備しておくと便利。
エヘン虫の段階ですぐに桔梗甘草。
首・肩の重さを感じたら、葛根湯。
のどがガサガサするときは、荊芥連翹湯。
ぶるっときたら麻黄湯・・・というように使い分けています。

風邪が長引いているお客様の漢方方剤を経絡測定で調べたら、葛根湯、麻黄湯、川芎茶調散、竹筎温胆湯など定番の風邪薬は全部ダメ。
虚証の定番、補中益気湯もダメ。
サプリメントなどなど調べて、やっと見つかりました。
「抑肝散(よくかんさん)」といううつに使う方剤です。
うつは肉体的・精神的に消耗したときに発症します。
2回続けて風邪をひき、かなり消耗したらしく、だるさが残ったとのこと。
このだるさは風邪ではなく、うつ傾向のだるさのようでした。
知らないと、延々と風邪薬を飲み、肝臓・脾胃に負担がくるので、セーフでした。
QOLを考え、エキス顆粒を1日1回と微量漢方をお出ししました。

抑肝散を構成する川芎は微量で検証した文献があります。
「70%メタノールエキスは0,1~1mg/mLでマウスの血管平滑筋の自発性収縮やCa²⁺によるspike振幅を用量依存的に抑制することにより血管拡張を生じる。(木村 郁子、他:和漢医薬誌、2:118、1985)」
つまり、からだが温まります。

2015年09月29日

秋らしい漢方方剤

P1040141.JPG
夏とちがう冷えの人が目立ちます。

夏は無自覚のお腹の冷えが目立ちましたが、このごろは皮膚表面の冷えが増えてきました。
また、夏は室内と室外の冷房による温度差が疲労原因で葛根湯(かっこんとう)を飲んでいた人が、この時期は八味丸(はちみがん)に変わりました。
八味丸は寒がる人に合う処方。
それに対して葛根湯は気温差により肩こり・腰痛が出る人に合う処方。
やっと環境が落ち着き、本来の冷え体質が出てきたのだと思います。
この方は他にサプリを使用しているので、服用のストレス軽減対策で、微量漢方の八味丸にしました。

八味丸を構成する桂皮(けいひ)は微量で検証されています。
「4×10⁻⁴~1,2×10⁻³g/mLのcinnamaldehydeは摘出イヌ副腎からカテコールアミンを遊離する。(平山愛山、田村泰:代謝、臨時増刊「和漢薬」、29:228、1992)」

2015年09月28日

危険な漢方・サプリの多剤併用

P1040140.JPG
西洋医学の多剤併用が問題になっていますが・・・。

漢方・サプリの多剤併用も目を覆いたくなるものがあります。
ひとりではなく、複数の多剤併用者がいます。
20種類以上使用している人たち。(うちで販売している物は、2種類のみ)
テレビの説明を見ると、ついつい買ってしまうそうです。
そしてなくなるころに、セールスの電話が来るので断れないとのこと。
「お金が大変!」  確かに・・・。
飲むのも大変そう。

そこで経絡測定器で、経絡の流れに滞りをつくるかどうか、検証します。
すると半分以上が、経絡に危険であることがわかりました。
さらに一回で飲めるよう、粉はまとめて分包するなど、整理整頓。

目標は2種類程度に減らしたいのですが、西洋医学のお薬ほど危機感がないことがネックになります。

多剤併用のお客様のひとりは、糖尿が心配(病院の検査でグレーゾーン)で、ヨクイニンと糖尿の漢方は飲み続けたいそうで、飲みやすいように混合し、さらに経絡測定で安全を確かめ、お渡し。

ヨクイニンは文献によると
「薏苡仁の水エキスを正常マウスにi.p.投与すると、血糖を下降する。そのglycan成分であるcoixanA,B,Cは正常マウスの血糖を下降し、その作用はcoxanAが最も強く、アロキサン糖尿病マウスの血糖を下降する。(Takahashi M , Konno C and Hikino H : Planta Med 52:64,1986.)」


2015年09月25日

生薬  恐怖の逆ザヤ

P1040139.JPG
刻みの保険調剤は無理 解決には・・

処方箋で刻みが出たので分けてほしいといわれ、薬価を調べてびっくり!
たとえば麻黄(まおう)の薬価は10g12,3ですが、仕入れ値は24,4。
薬価で出すと大赤字になります。
薬価は2年ごとに国が決め、下がることはあっても上がることはないので、企業努力レベルの問題ではありません。
「仕入の半額でいいなら、保険調剤してもいいですよ」と、国から半額寄付を強要されているようなもの。

それでなくても年々生薬価格ははね上がり、輸入できない生薬も出てきています。
その背景には農地の工業化、天変地異、中国で健康保険で生薬を使用する人が増加・・・。
ざっくりいうなら、乱獲で生薬資源が危うい状態です。
対策として、日本も生薬の生産をはじめましたが、市場に出回るのはいつになるのか。

解決には、「微量漢方」はぜったいおすすめ。
うちの店では1日3回のうち1回はエキス剤を使用し、残りの2回は微量漢方を使用して、お客様と店両者のコストを下げています。=生薬資源を守ることにつながります。
経絡測定で2重チェックしているので、効果は太鼓判!

麻黄はマオウ科マオウの地上茎

文献によると
「ラット腹腔マクロファージからのzymosane貪食によるアラキドン酸遊離に対して(麻黄の)エフェドリン10~100μg/mlで有意な抑制が認められている。(菅原正喜、鶴藤丞、曳野宏、他:炎症、6:245、1986)」


2015年09月24日

風邪の咽痛に荊芥(けいがい)

P1040138.JPG
高熱と咽痛の風邪が流行っています。

暑いのか涼しいのか、はっきりしない毎日で、風邪のウイルスが大喜びしそうな気候ですね・・。
休日のお当番をしていたら、高熱・咽痛の患者さんが多数・・・。
「うつらないんですか?」ときかれますが、こっちも必死、感染源にならないよう万全の備えをします。
うがい・手洗い・マスク。
経口補水液による水分補給・・・のどの乾燥を防ぐため。
そして葛根湯・麻黄湯・桔梗湯・荊芥連翹湯・サプリメントを常備し、のどに異変を感じたら、すぐ服用。
とにかく、1分1秒でも早く対処することがコツ。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)や響声破笛丸(きょうせいはてきがん)を構成する荊芥(けいがい)は、咽痛を治す働きがあります。
シソ科ケイガイアリタソウの全草または花穂。

文献によると
「抗トリプシン作用は抑制率47%(古沢良雄、黒沢雄一郎、中島一躁:農芸科学会誌、47:359、1973)」

つまり、抗炎症作用が報告されています。


2015年09月18日

気温低下と便秘

P1040137.JPG
気温低下で便秘のご相談が!

何を着たらよいかわからない毎日ですね・・・。
このところ、便秘のご相談が増えました。
しもの話になりますが、漢方では排泄物の状態はとても大切な情報です。

この時期に多い便の状態は、「ころころした硬い形状」。

これでわかることは、以下の通り。
腸の動きが悪い。
そのため、腸内の排泄物の移動時間が長い。
排泄物が腸にとどまる時間が長い=水分の再吸収が必要以上にされて、コチコチになる。

トイレで2時間苦しむと訴える人もいます。
これは急な血圧の変動がともなうので、危険!

対策はお腹・足を保温することはもちろん、芒硝(ぼうしょう)の入る調胃承気湯(ちょういじょうきとう)がおすすめ。

芒硝は含水硫酸ナトリウム。
文献によると
「腸壁から吸収されにくく、腸管内に大量の水分が保持され、腸内容物が薄められ、塩類下剤と同様の瀉下作用を示す。(漢方薬理学 南山堂 p301)」

高齢者、虚弱者向けの下剤なので、お腹が痛むなどからだへの負担が少ないです。


2015年09月17日

のど風邪

P1040136.JPG
のど風邪流行っています。

今日は寒いですね。
急に気温が下がったので、のど風邪が流行っています。
お客様によると、会社の部署単位で発症しているとのこと。
くしゃみやせきなどの飛沫で感染しますから、空気の入れ替えをしてウイルスを薄めることが大切。

風邪のウイルスはのどの気道粘膜で増殖します。
1個のウイルスは24時間後に100万個に増殖するので、うがいでのどを洗うことが大切。

麻黄湯(まおうとう)の杏仁(きょうにん)は去痰作用でのど風邪に使う方剤のひとつです。

文献によると
「キョウニン水は鎮咳去痰作用を示す。麻杏甘石湯の鎮咳作用は麻黄のエフェドリンと杏仁のアミグダリンが協力作用を示すことが報告されている。(1Miyagoshi M ,Amagoya S and Ogihara Y : Planta Med : 275,1986)」

麻黄湯も麻黄と杏仁が入っています。

2015年09月16日

西洋医学の薬は「よくない」のウソ

P1040135.JPG
ときには漢方方剤より実虚のバランスが改善します。

①頭痛のご相談がありました。
いつものように経絡測定で、葛根湯、呉茱萸湯、芍薬甘草湯、川芎茶調散・・・・などなど調べましたが、合うものが見つかりません。
それでロキソニンを調べると、見事に実虚のバランスがとれました。
お客様も「これでよかったんですね!」と納得。

②咳のご相談。
病院の咳止めでは治らない。
そこで経絡測定をすると、胆経の虚証。
香砂六君子湯で小さい反応がありますが、鈍い反応です。
もしかしたら逆流性食道炎?(たずねてみると、そのとおりでした。)
そこでガスターをチェックすると、すばやい反応で、実虚のバランスがとれました。
せきの原因は胃液の逆流で喉に炎症が生じたことが考えられます。

上記のふたつの例は、漢方方剤より西洋医学の薬で実虚のバランスがとれたケースです。
これは、タイミングだと思います。
漢方方剤の時期ではなく、西洋医学の時期ですよ、というように。

そして西洋医学の時期が終了すると、今度は自己治癒力を目覚めさせる漢方方剤の時期に変わります。

どちらが優れていて、どちらが劣っているということではありません。

相談者にとって一番良い方法を、一緒に考えていくことが大切です。

2015年09月15日

生体のバランスをより良い方向へ

P1040134.JPG
生体の歪みを是正すると、病名に関係なく元気になります。

今年は猛暑からいきなり秋になり、低気圧の影響もあって、体調を崩す人が増えています。
漢方薬・サプリで生体のバランスを取っていた人は、高齢者でも「体調はよかった」でした。

がんの治療後、気候の変動もあり消耗がはげしく、ウイルス性疾患で治療中の人。
経絡測定をすると、ほとんど虚証。
そこで体に合うものを探すと、2種類の生薬系のサプリが合いました。
消耗がひどくてやっと歩ける状態だったため、その場で飲んでもらいました。
再び測定すると、ほとんどの経絡が流れ、よい状態に!
気分が良くなり、帰りは見ちがえるほど元気になりました。
本人も「あれっ?あらっ!」とびっくり。

もちろんがんの治療やウイルス性疾患の治療薬は必要です。重要です。
しかし、それだけでは消耗やからだのだるさは取り除けません。
病気は治っても、寝たきりの状態。
生体のバランスが崩れているからです。
生体のバランスを改善するのが、漢方やサプリの仕事。
合うものが見つかれば、数分で効果が出ます。

元気になり、秋の味覚を楽しんでくださいね。

2015年09月14日

ねつきが悪い原因は「消耗」

P1040133.JPG
睡眠で悩む人が増えています。

疲れているとすぐに眠れるような気がしますが・・・。
実際は疲れていると、ねつきが悪かったり、眠りが浅かったり、夢をよく見たり・・・。
これは心血虚、肝血虚といわれ、消耗が激しいときに現れます。
実は睡眠には体力が必要。
そのため鎮静する生薬だけでは不十分で、健康増進するサプリの併用も大切です。

写真の生薬は安眠・鎮静薬として使われる酸棗仁(さんそうにん)。
クロウメモドキ科サネブトナツメの種子。

文献によると
「脂溶性画分にhexobarbital睡眠延長作用が認められる。(Watanabe I , Saito H and Takagi K Jpn J Pharmacol 23 : 563,1973)」

2015年09月11日

秋の花粉症対策

P1040132.JPG
花粉症は温める

ブタクサなど秋の花粉症の原因物質を見かけるようになりました。
アレルギー性鼻炎の症状が強いときに選ぶ漢方方剤のひとつに、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)があります。
これは表寒(=皮毛血脈)に冷えがあるときに使われる方剤で、麻黄も附子も細辛も温める性質の生薬です。
つまり大前提として、温めることが大切。
特に首の後ろを温めると、それだけでよくなる人もいます。

麻黄附子細辛湯を構成する細辛の成分kakuolとmethyleugenolは抗ヒスタミン活性が報告されています。(Kosuge T, et al : Chem Pharm Bull 26:2284,1978.)

2015年09月10日

芍薬の記憶改善作用

P1040131.JPG
滋腎通耳湯(じじんつうじとう)を選ぶ人が増えました。

昨日は台風のような低気圧の通過による頭痛・めまい・耳鳴りなどに滋腎通耳湯が効くと書きました。

それにしても、大きすぎる被害ですね。

脳溢血が原因で、うまく話せなくなった人。
わたしは普通に聞き取れますが、ご本人はうまく話せないことが苦痛。
そしてこのところの低気圧で、頭がぼ~っとするそうです。

さっそく経絡測定すると、「滋腎通耳湯」を選びました。
黄芩・黄柏・柴胡が入るので、頭はすっきりしそうな方剤です。
また、構成生薬の芍薬には記憶改善作用があります。

文献によると
「8方向放射状迷路を用いたラットの作業記憶は抗コリン薬のスコポラミンによって障害されるが、(シャクヤクの主成分)paeoniflorin0,01~1mg/kg p.o.はこれを改善する。(Ohta H,et al :Pharmacol Biochem Behav 45:719,1993)」


2015年09月09日

台風・大雨など気圧変化のストレス対策

P1040130.JPG
低気圧の通過は、からだに大きな影響をおよぼします。

止みかけたかなと思うと、突然豪雨に変わったり、過ごしにくい1日でした。
昼に薬剤師会の事務所へ行く途中、急に雨が強まり、傘だけでは対応できず、コンビニでレインコートを買いました。(ほんの5分歩くだけなのに・・・)

低気圧は体に様々な影響を与えます。
高山病のようなもの。
山は登るのをやめれば済みますが、台風のような低気圧は避けられません。

頭痛、喘息、鼻炎、めまい、耳鳴り、うつなどの症状が出やすくなります。

このような日におすすめの方剤のひとつが、滋腎通耳湯(じじんつうじとう)。
通常は高齢者の耳鳴り・めまいの方剤ですが、低気圧の通過にやられると、多くの人が高齢者なみの虚証(しょうもうけいこう)になります。
そして柴胡(さいこ)芍薬(しゃくやく)と香附子(こうぶし)白芷(びゃくし)の組み合わせは、ストレスに効きます。
今日は私もこれをのみ、目がらくになりました。
柴胡の粗サポニン画分には中枢抑制作用が報告されています。(高木敬次郎、柴田 丸:薬誌、89:712、1969)

2015年09月08日

わかりにくい冷え・わかりやすい冷え

P1040128.JPG
わかりにくい冷えは夏に多く、わかりやすい冷えは気温が下がると増加します。

夏場に冷えていると話しても、手足は熱いので大部分の人が納得しません。
そこで以前お話ししたように、おへそのあたりを触ってもらうと、「冷たい・・・」これが、危険な内蔵型冷え性です。
自覚できないから、悪化します。
その状態が続くと、便秘・下痢だけでなく、免疫力が低下し大きな病気につながります。
なぜならからだの免疫細胞の半分は、腹部に集中するからです。

ここ数日気温が低い日が続くため、わかりやすい冷えのご相談が出てきました。
わかりやすい冷えは、手足が冷たいので本人から訴えます。

わかりにくい冷え、わかりやすい冷え、治す基本は同じ。
三陰交を温めるレッグウォーマーと、腹巻。
それをやってもだめなときに、漢方方剤をおすすめします。
人によっては、レッグウォーマーと腹巻だけで大丈夫な人も!
半年前に両手が冷たかった人が、半年後見違える様に手が温かくなりました。

自分によいことがわかると家族にもさせたいそうで、今日は写真のようにレッグウォーマーのまとめ買いする人がいました。
きょうは肌寒いので、よけい必要性を感じるようですね。

2015年09月07日

PMSも脂肪腫も脾経の虚証が原因のケース

P1040126.JPG
脾経が虚証(消耗傾向)でも、あらわれる症状は人それぞれでした。

PMSで1か月の半分は苦しむという女性。
背中に脂肪腫があり、肌荒れも気になるという男性。
経絡測定で原因を探すと、どちらも脾経の虚証でした。
脾経は消化器系・免疫系・内分泌系に関連しています。
そして最もストレスを受けやすい経絡です。

ストレスというと心理的な面ばかり一人歩きしていますが、気温変化もストレス、気圧の変化もストレス、騒音・天気などもストレス源です。

結局、PMSの女性は、腹巻(岩盤浴の石が混紡されている特殊なもの)で経絡が流れました。
脂肪腫の男性は、ヨクイニンで経絡が流れました。

今年は猛暑からいきなり10月中旬の気温になったり、晴れても突然豪雨が襲いかかり、ストレス源が多いですね。
腹巻や自分に合う漢方方剤で、ストレスに負けない体作りをめざしましょう!

2015年09月04日

インフルエンザ出ました

P1040125.JPG
秋口のインフルエンザはわかりにくいですね。

孫のインフルエンザがうつったらしい、どうしたらいいでしょうかというお電話がありました。
インフルエンザは真冬のものと思われがちですが、ごくわずか、真夏も感染する人がいます。
ドクターも真夏はインフルの検査をほとんどしないので、高熱の人はインフルかもしれません。
でも今回は先週の低温が災いし、「出そうだな~」と思ったら、出ました。

発症48時間以内なら抗インフルエンザ薬が効きます。
しかし発症12時間程度だとインフルの反応が出にくいので、翌日再び受診することに・・・。
(私が患者なら、自費でいいから医師の指示箋で吸入をもらうと思います。)

今のインフルエンザの薬は、リレンザ・イナビルなど吸入が主流です。
とくにイナビルを吸入すると、48時間以内ならすぐにらくになります。
らくになると「治った」と勘違いしてしまいますが、治っていません。
吸入で気道粘膜のウイルスが抑制されただけで、からだのすみずみに拡散したウイルスは、根強く残っています。
これを排除するのは自分の免疫力のみ。
そのため、5日間は安静を義務付けられています。

冒頭の相談者には、吸入後は牛黄の微量漢方を飲み免疫活性しながら休んでください、と説明しました。

インフルエンザは飛沫感染ですから、マスク、うがい、手洗いは必須!

2015年09月03日

漢方を飲み続けるメリット

P1040124.JPG
漢方は飲み続けましょう!

漢方初心者さんは、1年くらい証がコロコロ変わり、漢方方剤が安定しません。
しかし1年程度飲み続けると、証が安定し、保健薬のような漢方方剤が見つかります。
漢方のホップ・ステップ・ジャンプかな。

けっこう長く続けている人で、このところ漢方方剤が変化しない人。
こういう人は、今年のような天候変化があっても影響を受けません。
「そういえば、まわりの人は咳をしているな~」と、余裕です。

暑くなったり、寒くなったり、気候変化とともに、体内環境も乱れやすくなります。
体内環境の乱れは血液検査やレントゲンではわかりませんが、漢方を飲み続けていくうちに自然にわかるようになります。
ある漢方初心者さんは週2~3回通ううちに、体内環境の変化に気づき、私が驚くほど臨機応変に対応できるまでになりました。

2015年09月02日

風邪薬と抗ウイルス生薬の併用

P1040122.JPG
風邪が流行しています。

天候の変化が激しすぎますね。
犬の散歩をしていて、途中から大雨になったり・・・。

お客様で、「どうしても仕事が休めない。」
という人に、抗ウイルス作用の牛黄微量漢方と自家製剤風邪薬をおすすめしました。
自家製剤風邪薬には免疫力を高める桔梗・甘草が入っています。
結果は、すぐに治りました。
が、今度はご家族が感染し、再び牛黄微量漢方と風邪薬を購入・・・・。

風邪の原因はウイルスです。
一般的な風邪薬は咳やくしゃみ・熱を抑える成分だけで、体内のウイルスを抑制する成分は配合されていません。
体内のウイルスを排除するには、自分の免疫力に頼るのみ。
免疫活性には、牛黄や甘草などの生薬が必要です。
風邪薬に抗ウイルス作用の生薬を併用すると、即効性が期待できます。
もうひとつ大切なことは、よく寝ること。
睡眠中に免疫活性するからです。

2015年09月01日

今の「お腹が張る」は香蘇散(こうそさん)

P1040120.JPG
急な気温低下でお腹に影響がきているようです。

急な気温低下で、冷えというより自律神経が緊張傾向で、お腹がはったり、腸のうごきが悪くなる傾向にあります。
からだがびっくりしてるのでしょうね・・・。
このようなときは、香蘇散という方剤を使います。
昨日から香蘇散が合う人が来店しています。
通常ならお腹を温める大建中湯が出るのですが、この急激な気温低下は自律神経に影響がきているため香蘇散が出ています。

香蘇散の主薬「香附子(こうぶし)」は気病の総司といわれ、げっぷ・むかつき・お腹のはりなど消化器症状や鎮痛に使われます。

文献によると
「家兎腎臓から調整したプロスタグランジン合成酵素系の抑制作用を162種類の薬用植物の水エキスについて検索した。その結果、香附子エキスは、750μg/mLで67,3%の抑制率を示した。(Kiuchi F , Shibuya M , Kinoshita T et al : Chem Pharm Bull 31 (10):3391,1983)」

簡単に説明すると、鎮痛作用の検証です。