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Profile

菅野

菅 野 佐百合

  • 東北薬科大学 薬学部 製薬学科
    卒業
  • H13年度 薬剤師研修センター漢方薬生薬研修会 試問 合格
  • 薬局「秀ハーブラウンジ」
    取締役社長 管理薬剤師

■調剤業務に従事する傍ら、漢方薬・ハーブの研究を行う。
■自然療法・アロマテラピー・カウンセリング・フラワーエッセンスを学ぶ。
■漢方の希釈をマイペースで研究中。
著書に「超微量漢方パワーの奇跡」<廣済堂出版>、「難病を癒す免疫療法」(共著) <廣済堂出版>がある。

カウンタ
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2015年03月31日

日本橋のおすすめ桜スポット

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桜満開!

店の近くでは、江戸の桜を楽しむことができます。
店から徒歩15分、コレド日本橋のあたりでおすすめは、三井信託銀行の桜色のライトアップに照らされた桜。
コレド周辺の桜は植えて数年なので、10年後が楽しみ。(成長過程)

私の一番のおすすめは、高島屋から八重洲口まで1キロにわたる八重洲さくら通り。
もう、桜、さくら、桜のドームで、空が見えないほど!
満開の桜を思う存分満喫することができました。

今朝のめざましテレビでも、桜の名所として紹介されていました。
上野公園や千鳥ヶ淵のように混雑していないのも魅力。
そして日本橋ですから、横丁のグルメ(フレンチ・すし・そばなどなど)も楽しめ、デパートもある。
通り抜けるとすぐ東京駅、アクセスがいいので、是非お花見してくださいね。


2015年03月30日

セントジョンズワートの注意点

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ハーブや健康食品は生体に何らかの反応をもたらすので、注意点があります。

春はイライラしやすい季節。
そこで、ハーブのセントジョンズワートのキャンディーを取り扱うことにしました。
本日入荷。
飴の老舗が製造しているので、すっきり美味しい甘さです。
バッグに入れて、どこでも摂取できて便利。
素敵なキャンディーは、居合わせた人たちに「はい!」とあげたくなります。
しかし、要注意!
セントジョンズワートは病院のお薬を飲んでいる人にあげてはだめ!

セントジョンズワートはセイヨウオトギリソウのことをいいます。
いらいらや落ち込みなどに使われるハーブで有名。
しかし、併用注意の医薬品が多数あります。

私たちが医薬品を飲むと、不必要な医薬品は解毒し、排泄する機能が体内にあります。
その機能を担う酵素のひとつが、CYP3A4。
セントジョンズワートはこのCYP3A4を誘導する働きがあるので、この酵素で解毒される医薬品は、酵素過剰で効き目が弱くなります。

併用してはいけない主な医薬品をザックリあげると、心臓の薬、血圧の薬、抗うつ薬、高脂血症の薬、喘息の薬、ピル、抗てんかん薬、ワーファリンなどなど。

いいものは人にあげないで、自分だけこっそり使用しましょう!

2015年03月27日

治り難いめまいは、お腹を温めよう。

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昨日と今日、めまいのご相談が重なりました。

めまいといってもいろいろあります。
まずはじめに、病院で検査してください。
おどかすつもりはありませんが、脳に異常があるケースなど、めまいを侮るべからず。
そのようなときは、1分1秒でも早く治療を受ければ、軽く済む場合もあります。

今回のご相談は、病院へ行ったけど、めまいが治らないというケース。
「異常ありませんよ」と帰されたけど、めまいが治らない人。
処方薬を飲んでるけど、めまいが治らない人。
病院の治療は頭部の循環のみを改善させるもので、部分的。
専門性は高いのですが、部分的であることが欠点です。

一方、漢方は論理性は低いのですが、全身的に考えます。
頭部の循環のみで治らないのなら、お腹・腰を温めて(=循環)みたら?
確かにお腹は冷たいとのこと。
漢方プラス腹巻で温めることがポイント。

上の写真は独活(どっかつ)。
セリ科ウドの地下部。
腰から下を温め、めまい・頭痛・痛みを取り除く働きがあります。

文献によると
「ラット胸部大動脈標本に対し、osthol(独活の成分)はカルシウムチャネルをブロックし、また血管平滑筋のcyclicGMPレベルを上げることにより弛緩作用を示すとの結果を得た。(Ko FN , Wu TS , Liou Mj , et al : Eur J Pharmacol 219:29, 1992)」

つまり血管を拡張することによって、循環が改善されることを示しています。

2015年03月26日

脱水は心臓を弱らせる

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汗が出ないので、脱水に気づかない人が目立ちます。

心包系(しんぽうけい)は経絡の名前で、心臓・血管・循環器系等に関与します。
経絡測定でここが滞る人の最近の傾向は・・・。

心臓・血管・循環器というとドキリとし、やたら牛黄・人参など高価な生薬でチェックしますが、反応なし。
ストレスかな?と、抑肝散(よくかんさん)甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)などでチェックしても反応なし。

ここまで反応しないときのチェック項目は3つ。
寝不足は?   とくに・・・
では体のどこかに痛みは?  痛みなし。

最後のチェック項目   脱水を調べると  
脱水してる!!!

文献によると心不全につながる症候は、心陽虚と腎陽虚が同時にみられるとき。
「白朮・茯苓などの利水薬を加える。(中医学入門 神戸中医学研究会編著 医歯薬出版株式会社p153)」

利水(りすい)とは、体内の水分過剰のところから水分を運び、水分不足のところに供給することを言います。
供給する水分がないときは、アウト。

このようなとき、水やお茶は逆効果。
体内の電解質を薄めるので、もとの濃度に戻すため排尿などで脱水が酷くなるのです。
そのために低浸透圧の経口補水液が役立ちます。
私は舌を見て「白苔」があると、早めに経口補水液を飲むようにしています。
経口補水液は自分でも作れますが、私はアクアソリタの粉を持ち歩き、コップ1杯の水に目分量でサラサラ溶かして、脱水を予防してます。
忙しいときは、これが便利。

2015年03月25日

アンジェリーナジョリーと癌

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今度は卵巣・卵管の摘出手術。

癌になる前に両乳房切除し、さらに今回の摘出手術。
本人が満足できるなら、それでいいと思います。

一方乳癌発症しても、満足できる人もいます。
きょうのお客様。
乳癌の手術で1週間弱入院。
退院して、心からほっとした様子。
「たちのわるいものではなかったので、放射線しなくて大丈夫なんです!」

2人に1人はがんになる時代ですから、私にもリスクあり。
発症してもしなくても、ベストをつくして健康増進したいと思います。

茯苓(ぶくりょう)には抗腫瘍活性があります。
茯苓はサルノコシカケ科マツホドの菌核。
文献によると
「多糖体に抗腫瘍活性がみられる。(金山久範、他:薬誌、106(4):307、1986)」
茯苓の多糖類はpachymanです。

2015年03月24日

仕事の効率を上げる漢方

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いよいよ年度末。

しなければならないことがいっぱいで、目が回りそう・・・。
このようなときプリンターのインクが切れたり、電池がきれたり、余計な仕事が増えてイライラ。
というときは、脳が興奮状態にあるとき。
今日の私がそうでした。
仕事が空回りするので、効率を上げる漢方がないかな~。
ということで経絡測定をしてみると、心包系が虚証で「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」
1包飲んだらス~っと頭が軽くなり、集中力が回復。

黄連解毒湯を構成する山梔子(さんしし)はアカネ科クチナシの果実。
文献によると
「マウスを用いて酢酸ライジングを行うとgeniposide(0,5g/Kg:皮下投与)およびgenipin(60mg/Kg:皮下投与)に中枢抑制作用がみられる。(原田正敏、天明直美、油田正樹、他:薬誌、94:157、1974)」

興奮型の疲労には黄連解毒湯がおすすめですが、無気力型は正反対の方剤を使います。

2015年03月23日

インフルエンザ再流行

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インフルエンザB型が流行中です。

毎週水曜日に更新する都内流行マップによると、中央区にインフルエンザが集中しています。
流行は12~1月ほどではありませんが、流行っています。
ウイルスはB型が多く、A型ほど症状が酷くありません。(もちろんA型もいます)
再びうがい・手洗いをしてください。

予防におすすめの微量漢方は
麻黄(まおう)桂皮(けいひ)甘草(かんぞう)杏仁(きょうにん)の麻黄湯の組み合わせ。
ウイルスはのどで増えるので、のどの乾燥を防ぐ甘草・杏仁。
麻黄はインフルになりはじめの関節痛に。
寒気には桂皮が血流を助け、体を温めます。

桂皮の文献によると
「50~500μg cinnamaldehydeは、摘出モルモット心臓を用いたLangendorff法で、心拍数を増加し、収縮力も増加がみられ、さらに冠血流量も増加した。(Harada M and Saito A : J Pharmacobiodyn 1 : 89,1978)]
つまり、桂皮は微量で血流量を増加させ、体を温めます。
気候が変わりやすい毎日、急な気温低下に気をつけてください。

2015年03月20日

温活で痩せる

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冷えは肥満の敵。

冬は太りやすい季節。
寒いのと風邪が流行るのとで、家でごろごろし、運動不足になりがちです。
毎年体重増に悩まされる私ですが、今年はサイズダウンに気づきました。
ダイエットも特別な運動もしていません。(腹筋少々)
思い当たることは・・・「温活」。
腹巻でお腹を数か月温めていたら、パンツがゆるゆるになりました。

文献によると
「偏寒偏湿体質:さまざまな機能低下を主とするもので、循環不全・水分代謝障害などにより寒証や湿証を呈しているものである。気虚・陽虚の範疇に入り、低血圧症・内臓下垂・冷え性・肥満症などが多い。(中医学入門 神戸中医学研究会 編著 医歯薬出版株式会社 p38)」

若いときはいくら食べても太らなかったのに、今はそれほど食べないのに太る・・・。
それは循環が悪いのと、浮腫みやすいからです。
気虚とは臓腑の機能低下・免疫能低下、陽虚とは気虚がさらにすすみ代謝が低下した状態をいいます。
気虚を治す生薬は、人参など。
陽虚は附子・肉桂など。
何よりも温活で循環を改善することが大切。

過食による肥満には効果がありませんが、食べる量は変わらないのに昔より太りやすくなったという人は、温活が効果的です。

2015年03月19日

雨の日に鼻炎が酷くなるわけ

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雨の日は、いつもより症状が強くなります。

今日は雨。
朝に犬の散歩をしていたら、急に大粒の雨が降り出しました。
抱きかかえて急いで帰ろうとすると、必死で拒否!
冬の間はお腹をこわすので散歩しなかったため、お散歩に飢えているからです。
しかたがないのでフードをかぶり、散歩続行。
帰宅後風邪をひかないように、湯船に3センチくらいお湯を入れて、足浴しました。(私ではなく犬に)
今日もワンコの漢方相談がありましたが、ワンコの体調が悪いと飼い主は生きた心地がしないので、予防に一生懸命です。

電車の中では、隣の人の鼻がグスグス。
雨の日は、いつもより鼻炎症状が強まるようです。

その理由は、低気圧の通過でヒスタミンという物質が放出されるからです。

ヒスタミンは生体に広く分布する活性アミンで、くしゃみ鼻水の原因物質のひとつ。
これには抗ヒスタミン剤を使いますが、生薬には抗ヒスタミン作用をもつものが多数あります。
その中の一つに細辛(さいしん)があります。
細辛はウマノスズクサ科ケイリンサイシン・ウスバサイシンの全草。

文献によると
「(細辛の成分)kakuolとmethyleugenolが抗ヒスタミン活性を示す。(Kosuge T , et al : Chem Pharm Bull 26:2284,1978)」

ヒスタミンは脳にも分布するので、雨の日の頭痛の原因にもなります。

2015年03月18日

急な暖かさは子宮筋腫に注意という仮説

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暖かいのは大歓迎ですが。

今シーズンは急に寒さがきたように、暖かさも急にやってきました。
寒いよりも暖かい方が快適!
でも急すぎるので、みんなの体は快適ではないようです。
それは、選ぶハーブティーに明確に出ています。
先週はペパーミントとエキナセアに人気が分かれましたが、今週はローズヒップばかり出ます。
ローズヒップは酸味の強いお茶。
酸味を求めるということは、「肝」
五行理論で「肝」は春を意味します。

文献によると
「(肝は)情緒の変動・自律神経系の失調・栄養障害・循環障害・運動系の異常・目の障害などがあらわれる。(中医学入門 神戸中医学研究会編著 医歯薬出版株式会社 p180)」

子宮筋腫も肝が影響しています。
「肝気鬱血により血管運動神経系の失調が続くと血瘀を発生し、子宮筋腫など腹部の腫瘤を生じることがある。(同上)」
仮説ですが、リスクを少なくする情報として掲載しました。

血管運動神経系の失調ということですから、ますます温活で循環を促すことが大切。
暖かいと薄着になりますが、お腹だけは温かくしてくださいね。

2015年03月17日

紅参の満腹中枢刺激作用

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そろそろ薄着の季節。

すると冬の間、ニットやコートで隠れた脂肪のプヨが気になる。
でも、世の中は美味しい物だらけ。
ホワイトデー後はティータイムが充実します。
美味しくて美味しくて、「もう1個食べよう」
頭でわかっても、口が勝手に動く。
しかし・・・節度あるティータイムを目指したいものです。

満腹中枢は血中のブドウ糖が上がると刺激し、食欲を抑制します。
なんとか満腹中枢を刺激して食欲を抑制する方法はないだろうか。
(もちろん薬価収載品にはあります。)

紅参(こうじん)には満腹中枢刺激作用が報告されています。
紅参はオタネニンジンを蒸しあげて乾燥したもの。
文献によると
「(紅参の)粗サポニンおよびginsenoside-Rg1に満腹中枢刺激作用のほか身体的ストレスによる寡食状態に対し、中枢性の拮抗作用を示す。(吉松博信、坂田利家:代謝、29:165、1992)」


2015年03月16日

温活で手荒れが治り、皮膚につやが!

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そういえば、このところプロペト使っていません。

寒い時期は手放せなかったプロペト(白色ワセリン)。
日に何度も手を洗い、消毒液をつけるため、手が荒れやすいのだろうな~と、入浴後はプロペトが欠かせませんでした。
それとツメがもろくて、ボロボロになるため、こっそりインココという貼るネイル(透明に近い物)で爪の補強もしていました。
ちなみにインココはシールタイプになっていて、爪に貼るだけでベース・ネイル・トップコートができるすぐれもの。(素敵なデザインに憧れますが、職務上がまんがまん)
爪のもろさは老化現象とあきらめていたのですが・・・。
それからクレンジング・洗顔後の自分のお肌を鏡で見て、つやのなさにため息。

しかし温活に力を入れて数か月、すっかり体が変化しました。
まずプロペトを手につけることを忘れるほど、手荒れがなくなった。(消毒液はバリバリ使用しているにもかかわらず。)
そしてインココを貼らなくても、爪が丈夫になった。ボロボロはがれません。
そしてそして洗顔後に鏡を見ると・・・お肌がつやつやしてる。

100%の老化現象ではなかったのね。
もちろん加齢もありますが、冷えによる「血虚(けっきょ)」も原因のひとつでした。

文献によると
「血虚:血虚とは血のもつ濡養(栄養・滋潤)作用の不足のことである。原因としては、脾胃の運化作用の低下にともなう血の生成源の不足、出血や血液破壊にともなう血の量の不足、循環不全(血瘀けつお)による血の供給不足が考えられる。
主症状:顔色が悪い・皮膚につやがない・唇の荒れ・爪がもろい・目が渇く・・・(中医学入門 神戸中医学研究会編著 医歯薬出版株式会社 p136)」

腹巻や三陰交を温めることで循環不全が解消し、肌・爪に栄養・滋潤作用が促進し、手荒れも治ります。
口角炎もケナログ塗っても長い間治りませんでしたが、温活でうそのように治りました。
なにより花粉症が出ないのが、ありがたいですね。

写真は血虚に使う地黄(じおう)です。


2015年03月13日

女性の疲れと男性の疲れの違い

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女性も男性も大変・・・。

昨日は薄荷に中枢神経を刺激し眠気をとる働きについてお話ししましたが、ハーブティーの好みでいろいろわかります。
店ではペパーミント、エキナセア、ローズヒップのお茶のセルフサービスコーナーがあります。
それぞれ美味しくなるように、数種類のハーブがブレンドされています。
エキナセアはシナモン配合。
シナモンはほぼ桂皮(けいひ)です。
シナモンを選ぶか、ペパーミントを選ぶか。
これで疲労の傾向がわかります。
おもしろいことにペパーミントは男性、シナモンは女性というように、人気が分かれます。

年度末のこの時期、男性は大量の仕事を睡眠時間を削ってこなし、寝不足傾向。そのため眠気覚ましのペパーミント。

女性は環境の変化に備えて挨拶や会合の出席など社会的つながりを作るために、神経を消耗します。初めて会う人や滅多に合わない人と接するには、「好感度を上げなければ」ということで、神経ピリピリしながら頑張る。今後の家族の待遇に係るので頑張っているんですよね。
眠気が起きるどころか、眠れなくなり興奮状態が続く・・・。女性も大変!
それで、桂皮、シナモンが女性に人気です。
シナモンにはピリピリした神経の興奮を抑制する働きがあるからです。

文献によると
「(桂皮アルデヒドについて)マウスにおける自発運動抑制は250㎎/kg p..o.によりみられ、methanphetamineによる運動量増加も抑制される。回転棒法によるマウス運動失調は250mg/kg p..o.,500mg /kg p. o.で認められる。この桂皮アルデヒドによる運動失調はカフェインによって拮抗される。ヘキソバルビタールによる睡眠は125mg/kg i.v.によって延長される。これらの成績から桂皮アルデヒドにはかなり強い中枢抑制作用があるものと思われる。(原田正敏、尾崎幸紘:薬誌、92:135、1972)」

女性の疲れは桂皮でお手入れしましょう。
鎮痛作用が報告されているので、頭痛の予防にもおすすめ。


2015年03月12日

薄荷の中枢神経刺激で眠気をとる

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年度末の忙しさで疲れている人が増加中。

うちの店は「ハーブラウンジ」という名前のとおり、ハーブティーでひとやすみする無料スペースがあります。
ハーブティーはティーバッグで、エキナセア、ローズヒップ、ペパーミントティーを常時用意していて、セルフサービス。
おもしろいもので、ハーブティーの人気は時期によって変化します。
寒いときは、エキナセアが人気でした。
今日は何が人気かというと・・・。

今日は「ペパーミント」!
年度末の忙しさで、頭が疲れすっきりしないのでしょうね。
ペパーミントは生薬名では「薄荷(はっか)」
学名を調べるとどちらもMenta piperitaですから、同じものです。

文献によると
「(薄荷の成分)mentholは胃腸管運動を亢進し、中枢神経系を刺激し、末梢血管を弛緩し、発汗作用を示す。皮膚に塗布すると浸透し、局所循環を改善する。ハッカのメタノールエキス(i.p.)はマウスの放射線皮膚障害に対して防護効果を示す。(佐藤祐之、太田節子、桜井信子、他:薬誌、109:113、1989)」

つまり中枢神経を刺激して眠気を覚ますはたらき。
鼻づまりもスッキリします。

放射線皮膚障害に防護効果を示すという文献は、重要です。
なによりも現段階では原発の稼働は避けなければなりません。
今後技術が進歩し、核廃棄物を容易に処理、核汚染水を容易に浄化、核爆発のない核融合が可能でないかぎり、稼働は避けるべきです。

2015年03月11日

寒い時期の便秘には・・・

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便秘といってもいろいろあり、簡単なものではありません。

今日は便秘のおはなし。
食べることと同様に、排泄することは大変重要です。
例えば医薬品を使用している人は、排泄することで血中濃度を一定に保ち、副作用が起こらないようにしています。
今日は東日本大震災からちょうど4年。
地震だけでなく、大津波、そして原発事故。
多くの人が恐れている放射性セシウム137は、物理的半減期が30年で、生物学的半減期は70日です。
この生物学的半減期は、代謝と排泄の状態で変化します。
だから、便秘は大敵です。

便秘といっても、原因は様々。
食事や運動で治る人もいるのですが、現実には治らない人もたくさんいます。
季節によっても便秘の原因は変化します。

今の時期に一番多いのは・・・
お腹が冷えて、腸の動きが遅くなる便秘です。
腸の動きが遅くなると、どうなるのでしょう?
それだけ排泄物が滞り、腸が排泄物の水分を再吸収し、その結果、便が堅くなり排泄がしにくくなります。

このような冬の便秘におすすめなのは、芒硝(ぼうしょう)。
芒硝は鉱石で、含水硫酸ナトリウムのことをいいます。
これは腸管の水分の再吸収を防ぐ働きがあります。

文献によると
「硫酸ナトリウムは腸壁から吸収されにくく、腸管内に大量の水分が保持され、腸内容物が薄められ、塩類下剤と同様の瀉下作用を示す。(小島喜久雄、海江田信男、矢住涼子:日東洋医学誌、10:23,1959)(中山医学院 篇:漢方の臨床応用、p54、医歯薬出版、1984)(笵 聖第、張 宝発(訳):中薬学の臨床応用、p82、雄渾社、京都、1987)」

文献によると子宮収縮作用があるので妊婦さんにはおすすめできません。

芒硝は鉱物生薬で、石薬です。

最近お気に入りの、岩盤浴の鉱石を線維化した商品も、石薬の一種です。
きのう入荷したキルティングは、別名「電気のいらない湯たんぽ」。
冷たいソファーに敷くとすぐにポカポカ温まり、お昼休みに居眠りしてしまいました。
軽いので、防災用バッグにつめこもうと思います。


2015年03月10日

急性胃腸炎と茵蔯五苓散

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急性胃腸炎が大流行です。

急性胃腸炎にはウイルス性と細菌性があり、ウイルス性の場合は特効薬がありません。
OS-1などの経口補水液をのんで安静にすること、食事は控えめにすることが大切です。

急性胃腸炎に茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)が効くことがあります。
五苓散が下痢を鎮め、胃腸障害を改善。
そして茵蔯蒿(いんちんこう)には、ウイルス・細菌を抑制するすぐれた効果があります。
茵蔯蒿はキク科カワラヨモギの幼苗。

文献によると
「茵蔯蒿エキスはBalb/cマウスに移植したMethA腫瘍の増殖を抑制する。その作用機序は主に直接的な細胞障害作用と一部は腫瘍免疫を介するものと考えられている。またこの抗腫瘍活性を示す物質をL-929細胞の増殖抑制を指標に検討すると、capillarisinに強い活性が認められた。また、茵蔯蒿成分の中には腫瘍免疫を促進して抗腫瘍活性を示す物質が存在する。(Xu Q , Mori H , Sakamoto O , Int J Immunopharmacol 11 : 67 , 1989)(徐 強 、 手島浩慈 、 崔 洙亨、他:和漢医薬誌、3:31、1986)(徐 強 、 森 
裕志、坂本 修身、他 :和漢医薬誌 、6:1、1989)」

抗腫瘍活性があると、ウイルス感染細胞も排除するので、ウイルス性の胃腸炎にも効果があります。
また文献によると、茵蔯蒿にはブドウ球菌・溶血連鎖球菌・赤痢菌・肺炎双菌にも強い抑制作用を示したので、細菌性の胃腸炎にも効果が期待できます。

話しは変わって、温活効果が続々出てきました。
新潟在住の方は、今まで体中に使い捨てカイロを貼っても寒かったのが、腹巻と三陰交カバーで「温かくなり、歩き回れるほど元気になった」そうです。

都内の女性は「私、もの凄く着込んでいるの」だけれど手が冷たくて温まりませんでしたが、三陰交カバーと腹巻で、
「汗ばみました」とのこと。1枚減らしても大丈夫ですね!

冷え症は治ります。

2015年03月09日

〇〇するとくしゃみ・鼻水が出る

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花粉症に即効性があるわけは・・・。

今日も花粉症のご相談。

お客様:いつもではないのですが、ときどきくしゃみ・鼻水が止まらなくなります。
私:冷えてませんか?
お客様:そういえばゾクっとしたあとに、くしゃみ・鼻水が出始めます。

原因は明らかに冷え。
三陰交を温めるウォーマーと麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)の微量漢方を使用することに決定しました。
大部分の人がお腹と足首を温めることで、即効鼻が止まります。

若い男性の花粉症のご相談は、鼻炎の薬を飲んでも花粉症が治らないとのこと。
話しを聞くと、毎晩冷たいお酒を飲んでいるそうで、鼻炎の原因はソレ。
お腹を冷やしていれば、どんなによい花粉症の薬を飲んでも効くわけがありません。
つまり、花粉症こそ温活が必要です。

体の芯を温める代表選手の附子(ぶし)。
鼻炎に使う麻黄附子細辛湯を構成する生薬のひとつ。
附子はトリカブト属のカラトリカブトで、強い毒性があります。
しかし食塩と苦汁水に浸した後に乾燥し、蒸したり煮たりした炮附子(ほうぶし)は、減毒されています。
医療用に日本で用いられているものは、減毒した附子。

文献によると
「aconitine(1)などの猛毒性アルカロイドの8位ο-アセチル基は、脱アセチル化されるよりも容易に、高収率で脂肪酸残基に置換され、lipoaconitine(2)型アルカロイドが生成することが判明した。
この化学変化は、修治の過程において猛毒性アコニチン型アルカロイドからリポアルカロイドが容易に生成することを裏づける結果になっている。(漢方薬理学 南山堂 p103)」

修治とは附子において、蒸したり煮たりして加工することをいいます。
他の生薬では諸々の修治の仕方があります。

2015年03月06日

花粉症Ig-E抗体だけを抑制する大棗

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大棗(たいそう)のみにIg-E抗体だけを抑制する物質が含有されています。

大部分の抗アレルギー薬はヒスタミン・ロイコトリエンなどの化学伝達物質を抑制しますが、そのおおもとのIg-E抗体を抑制するものは開発されていません。
少し脱線しますが、植物由来の抗アレルギー剤には有名なものがあります。
例えばdisodium cromoglycate(インタールなど)は地中海の沿岸に自生するケラの種子から、またtranilast(リザベンなど)は南天葉が由来です。

大棗はIg-E抗体のみ抑制します。
もちろんIg-E抗体を抑制する生薬は多数ありますが、大部分がIg-G,Ig-M抗体など他の抗体も抑制します。
アレルギーの治療には、Ig-G抗体産生促進が望ましいので、Ig-Gまで抑制する生薬は適しません。

文献によると
「(大棗アルコールエキス中のIg-E抗体産生抑制物質)のHN-1238およびHN-1460は免疫後5日間の投与によりIg-E抗体産生を抑制したが、Ig-GやIg-M抗体産生にはほとんど影響を及ぼさなかった。(Inagaki N , Koda A , Yagi A , et al : Jpn J Pharmacol 40 : 47, 1986)」

Ig-G抗体は、Ig-E抗体と闘うことで抑制し、アレルギーを防ぎます。
通常ならIg-G抗体が優勢なのですが、花粉やダニなどがIg-Eを優勢にしアレルギーを発症させるのです。

つまり大棗だけでなく、マスクで花粉の吸入を防ぐことも大切。
大棗はナツメの果実で、お湯に浸すと甘くておいしいハーブティーになります。

2015年03月05日

自律神経失調症は温活

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自律神経失調症の原因は冷えでした。

女性で自律神経失調症と診断され、リフレックスを1年飲み続けてもすっきりしないというご相談。
病院で出された漢方薬は、抑肝散(よくかんさん)八味地黄丸(はちみじおうがん)苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)加味逍遥散(かみしょうようさん)。
ムムム・・・と思いましたが、経絡測定で本人に自覚していただくまで、私からDRのイメージダウンになる発言はいたしません。

経絡測定をすると、一つ一つの漢方方剤は経絡の流れを改善させます。
しかし、組み合わせた途端、経絡の流れが滞ります。
4つまとめると、滞りがますます酷くなります。

結論として、抑肝散が一番合うのでそれだけ飲むことになりました。
処方したDRは、漢方は詳しくないので、からだをこわすよりはそのほうがいいと思いました。

おもしろいことに、リフレックス、デパスは経絡の流れがぐーんとよくなります。
だから、西洋薬はからだによくない、はウソです。
苦痛を我慢しているほうが、ずっとからだによくありません。

そしてもっと興味深かったことは・・・。
手が氷のように冷たかったので、三陰交を温めてみました。
すると・・・・。
びっくり!
全ての経絡が正常に流れました。
手もポカポカ温かくなり、
「なんだか気分がよくなりました。」

三陰交を温める温活、花粉症の鼻炎もらくになると、好評です。

2015年03月04日

花粉症の原因あれこれ

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10人いたら、10人それぞれ原因が異なります。

昨日は花粉症ラッシュでした。
漢方の場合、10人が同じくしゃみ・鼻水であっても、体に合う漢方は皆ちがいます。
それは対処療法でなく原因療法だからです。

本当にひとりひとり原因が異なります。

原因1  冷え
この場合は、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)で体の深部を温めながら発汗すると治ります。

原因2 暴飲暴食・不規則な食事
これは食積といって水分代謝の異常を連動させ、免疫異常の原因となり鼻炎を誘発します。
この場合は、藿香正気散(かっこうしょうきさん)を選ぶ人が多いです。

原因3 やはりストレス
気虚といって、この状態が続くと冷えが生じ、薄い鼻水が出やすくなります。
苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)を選ぶ人が多いです。

ざっくり分けましたが、まだまだあります。
この3種類をファーストチョイスに絞って探しても、現実には見つからないケースが多数。
人によって黄連解毒湯だったり、葛根湯、安中散、甘麦大棗湯・・・・。

皆それぞれ食べるものが異なるし、仕事内容も、家族構成も、家の構造も、服装も・・・。
低気圧など、天気も影響します。
原因は星の数ほど存在するのです。

しかし共通項はお腹と三陰交を温めること。
私はこれですっかりよくなり、漢方飲まなくても鼻炎が出ません。
今日のように温かい日も、無自覚の冷えが体を蝕みますので、引き続き温活してくださいね!

2015年03月02日

肺癌も温活

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やはり、冷えています。

2年前に小さい肺癌が見つかり、今も大きさがほぼ同じで、先生も「急ぐほどではない」という女性。
2年前から検査だけで、治療薬など具体的な治療は病院側ではとくにありません。

経絡測定をすると、肺経・心包経・心経の虚証。
そこで三陰交に巻くウォーマーを着けたところ、10分程度で虚証が変化し、循環しました。
おへその周りを触ってもらうと、「冷たい」とのこと。
選んだ方剤は苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)という自律神経を調える方剤。

お腹と三陰交を温め、漢方で免疫力を高めることで、体内環境を調えましょう。
手足が温かいので、「冷えているなんて、わからなかった・・・。」

苓桂甘棗湯を構成する茯苓(ぶくりょう)は文献によると
「多糖類に抗腫瘍活性がみられ(金山久範、他:薬誌、106(4):307、1986)、またマイトマイシンCの抗腫瘍作用の増強効果がある。(横田正実、他:和漢医薬誌、7(3):534、1990)」

少しでもリスクを下げる努力は大切です。