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Profile

菅野

菅 野 佐百合

  • 東北薬科大学 薬学部 製薬学科
    卒業
  • H13年度 薬剤師研修センター漢方薬生薬研修会 試問 合格
  • 薬局「秀ハーブラウンジ」
    取締役社長 管理薬剤師

■調剤業務に従事する傍ら、漢方薬・ハーブの研究を行う。
■自然療法・アロマテラピー・カウンセリング・フラワーエッセンスを学ぶ。
■漢方の希釈をマイペースで研究中。
著書に「超微量漢方パワーの奇跡」<廣済堂出版>、「難病を癒す免疫療法」(共著) <廣済堂出版>がある。

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2014年10月31日

麦門冬(ばくもんどう)のタキキニン抑制作用(推定)

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咳をしている人が増えました。

「舌が白い」
「咳が止まらない」
「食べた後気持ち悪い」
という訴えを調べると、脱水しているケースが!
電車や室内の暖房で、知らず知らず脱水しています。
夏は発汗で脱水が自覚できますが、この時期は発汗が減少するので脱水しているとは気づけません。
経口補水液プラス体液を補充する麦門冬が良く出ます。

麦門冬は咳に効果がありますが、以下のような文献が発表されています。
「神経原生気道炎症の原因物質であるタキキニンに対する防御作用が推定されている。(宮田健:呼吸、12:1372、1993)」

とにかく、脱水に気をつけてくださいね。
一番怖いのは、脳梗塞や心筋梗塞です。
貴理子さんの脳梗塞、私も母が倒れた経験があるので、他人ごとではありません。

2014年10月30日

桂皮(けいひ)の貪食能亢進作用

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風邪のウイルス防御は漢方で!

相変わらず風邪が流行っています。
風邪の原因は細菌ではなくウイルスなので、特効薬はありません。
熱・鼻・咳などを止めるだけで、おおもとのウイルスは自分の免疫力で退治します。
ですから免疫力が低いときは、風邪が治りにくくなります。
免疫力を上げる薬は、西洋医学の薬ではほとんどなし。
しかし漢方には、免疫賦活作用の生薬が多く存在しています。
ここで厄介なのは、証が合わないと免疫を賦活しないだけでなく、体調を著しく悪化させる場合があるということです。
同じ「風邪ウイルス」に感染しても、AさんとBさんが使用する方剤が全く異なる場合もあるのです。
だからひとりひとりに合う漢方を、慎重に選ばなければなりません。
ピタリ!証が合うときは、すぐに効果が出ます。

私が漢方をやっているのを知ると、「家族に合う漢方教えて」と聞かれますが、超能力者ではないのでわかりません。
こういう質問は、少し悲しくなります。
お力になりたいけど、もし安易に教えて証が合わず、体調悪化したらどうしよう・・・と。
場合によっては、方剤を選ぶまで2時間かかることも・・・。慎重に選ぶので・・・。
だから本当に飲みたかったら、店にきてほしいです。

証が合えば即効で免疫賦活する生薬の一つに、桂皮があります。
桂皮はクスノキ科ケイの樹皮です。
風邪シーズンに人気の、麻黄湯(まおうとう)を構成する生薬のひとつです。
この桂皮にはマクロファージなど免疫細胞の、ウイルス貪食能を亢進させる働きが報告されています。
桂皮対応の証は「寒・虚」で、ざっくり説明すると冷えて消耗している状態です。

今日の写真は風邪をひいたときの定番食、おかゆ。
スープを入れる保温ポットで、簡単に作れます。
お湯300ccに米30g入れてフタをして5分たったら、お湯を捨てます。
さらにお湯300cc入れて、フタをして3時間。
見事に美味しいおかゆが完成!
火を使わないので省エネになり、災害時も簡単に作れます。

2014年10月29日

甘草(かんぞう)の抗ウイルス作用

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風邪の予防に

風邪の原因はウイルスなので、特効薬はありません。
インフルエンザは抗インフルエンザウイルス剤があります。
今話題のエボラウイルスはアビガンが効くかもしれないということで、急きょ認可されました。
しかし、風邪ウイルスには特効薬がありません。
熱・のど・鼻の対症療法しかなく、あとは休養をとって自分の免疫力で治すのみ。
このようなときは、漢方が役に立ちます。

甘草はマメ科ウラルカンゾウの根。
日本には自生しません。
文献によると、この甘草に抗ウイルス作用が報告されています。
「各種の実験条件下においてウイルスに対する増殖抑制作用が認められており、これと関連してインターフェロン誘起能も確認されている。そのほかに顆粒球、マクロファージ、NK細胞に対する作用や、インターロイキン誘導能などが関連すると考えられている。(日合 奨、長澤哲郎:現代東洋医学、14:90、1993)」

風邪が大流行ですね・・・。
宅急便のおにいさんはカラス天狗のようなマスク姿、そして電話のお客様はかすれ声。
麻黄湯の微量漢方には甘草が入り、微量で飲むと背中がポカポカしてらくになります。
風邪の予防薬も開発されていませんが、微量漢方の麻黄湯は風邪予防におすすめです。
(自家製剤風邪薬にも、甘草が配合されています。)

2014年10月28日

乾姜(かんきょう)の脂質の酸化反応抑制作用

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油ものを食べるとお腹をこわす人におすすめします。

油ものを食べるとお腹をこわす人が、私の周りにはたくさんいます。
その中の一人は、以前分けてあげた大建中湯(だいけんちゅうとう)を飲むと、す~っとらくになるといいます。
以前あげたときは冷えてお腹をこわしていたので、手持ちの大建中湯をあげたらすぐ効いたと。
それ以来大建中湯の信者になり、どんなときも大建中湯を飲みます。
確かに証が合えばお腹の冷えだけでなく、風邪にもアレルギーにも胃炎にも効くところが、漢方方剤の魅力です。

大建中湯には乾姜が入っています。
乾姜はショウガ科ショウガの根茎を蒸したもの。蒸してないものは生姜(しょうきょう)です。
生姜の辛味成分gingerolは蒸すとshogaolに変化します。
乾姜のshogaolには食品の脂質の過酸化反応を抑制し、生体毒性を抑制する作用があります。
そのようなわけで上記の友人は、油ものを食べた後の大建中湯で、お腹をこわさなくなりました。

2014年10月27日

細辛(さいしん)のアナフィラキシーメディエーター遊離抑制作用

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生薬資源の枯渇対策に!

アレルギー体質の学童がうっかり給食をおかわりしてアナフィラキシーショックで亡くなった悲しい出来事以来、アナフィラキシーショックに関する勉強会やシステムで意識が高まりました。
アナフィラキシーとは即時型のアレルギーで、1か所だけではなく全身に作用するアレルギー反応です。
強く反応すると、命の危険もあります。
一度アナフィラキシーの既往歴があれば、緊急時に使用するエピペンを保険で購入することができます。
既往歴がなくても、心配な方は病院で指示箋を出してもらえば、自費で購入することが可能です。
うちでもすぐに対応できるよう、備蓄しています。

アナフィラキシーショックをおこす人は、微量のアレルゲンで激しい反応が出ます。
あるお客様は麦で反応するので、「パン屋さんに入っただけで、救急車で運ばれるの。」と話していました。

細辛という生薬は、ウマノスズクサ科ウスバサイシンの根茎です。
これには以下のような文献があります。
「中国産サイシン水抽出物が感作モルモット肺切片からのアナフィラキシーメディエーター遊離を抑制する。(江田昭英、他:日薬理誌、66:366、1970)」

最近寒いので、鼻かぜの人が目立つようになりました。
経絡測定では細辛が入る麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)が合う人がけっこういます。
私もゾクゾクしたときに飲むと、鼻がスッキリします。

2014年10月24日

ephedrineとamygdalinの協力作用による鎮咳作用

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生薬資源の枯渇対策に!

今日は風邪の人が次々やってきました。
昨日の寒さで、体調が変化するのは自然なこと。
もう治ったと思っても、経絡測定すると、無自覚の風邪が残っているのがわかります。
この時期の人気は「麻黄湯(まおうとう)」
麻黄の主成分はephedrine,杏仁の主成分はamygdalinで、この組み合わせは麻黄湯だけでなく麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)でも使われています。
二つの成分の組み合わせによって、各々の主作用である鎮咳作用が増強されるそうです。
のどの痛みには、杏仁・甘草の組み合わせが効きます。
杏仁はのどを保湿する働きがあるので、私は乾燥する季節は微量漢方で毎日飲んで予防しています。

私の微量漢方で目指している方法は、写真のように生薬を少量ずつストックし、毎日の体調に合わせて組み合わせを変えて飲むこと。
上の写真は「麻黄湯」の麻黄・杏仁・桂皮・甘草です。
この4種類だけでも、かなりの症状に活用できます。
例えば、鼻炎には麻黄。
喉の乾燥には杏仁。
冷えには桂皮。
喉の痛みには甘草。
風邪には桂皮・甘草。
咳には麻黄・杏仁
食欲不振に桂皮・甘草
ストレスに桂皮・・・・などなど、本当に便利です。


2014年10月23日

微量 莪朮(がじゅつ)のアセチルコリン、ヒスタミン収縮抑制作用

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生薬資源の枯渇対策に!

莪朮はショウガ科ガジュツの根茎です。
インドヒマラヤが原産ですが、日本産、中国産もあります。
健胃薬として使われるのですが、私は使用していません。
しかし莪朮も微量で検証した文献があります。

「アセチルコリン、ヒスタミン、バリウム収縮に対して、莪朮抽出成分は1×10⁻⁷~1×10⁻⁶g/mLの濃度で抑制を示す。(糸川秀治、渡辺謹三、三原和彦、他:生薬誌、36:145、1982)(渡辺和夫、柴田昌裕、矢野眞吾、他:薬誌、106:1137、1986)(前田初代、砂金信義、久保田和彦:薬誌、104:640、1984)」

街中はハロウィンの飾りでにぎやかですね。
私も1年ぶりに、かぼちゃオバケを飾りました。

2014年10月22日

微量 檳榔子(びんろうじ)のミュータンス菌への抗菌作用

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生薬資源の枯渇対策に!

檳榔子はヤシ科ビンロウジヤシの種子です。
主成分は、arecolineをはじめとするアルカロイド各種、diosgeninをはじめとするステロイド各種、catechinをはじめとするタンニン類、脂肪酸などです。
主な働きは、虫下し。粉は歯磨きの成分として使われるそうです。
うちの店は使用していません。
しかし文献によると、微量の檳榔子で抗菌作用があるという報告があります。

「メタノール抽出物はStreptcoccus mutansに対する抗菌作用を示し、その最少増殖阻止濃度(MIC)は100
μg/mLであり、抗菌物質としてミリスチン酸(MIC25μg/mL)、オレイン酸(MIC12,5μg/mL)などが同定されている。

Streptcoccus mutansは、ミュータンス菌という虫歯の原因菌です。

2014年10月21日

1500倍~2000倍希釈牡丹皮(ボタンピ)の抗菌作用

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生薬資源の枯渇対策に!

牡丹皮はボタン科ボタンの根皮です。
写真のように、真ん中の芯が抜いてあります。
以前ビデオで観たのですが、職人さんが芯を口でくわえて、一気に抜きます。
テクニックと人件費の問題で、後継者がなく、機械で芯を抜いているところもあるそうです。
日本では奈良、長野、中国では山東、四川などでとれるそうです。

牡丹皮は瘀血など婦人科系の方剤に配合されています。
当店では牡丹皮の微量漢方は好評で、生理不順が改善するということで、飲み続けている人がいます。

この牡丹皮の文献には、「ザ・キングオブ・微量漢方」というような、あきらかに微量で効果があると記されたものがあります。

「Paeonol(P)の1500倍希釈液はBacillus subtilisを、2000倍希釈液でStaphylococcus aureus および Streptococcus faecalisの発育を完全に抑制(太田達男、他:生薬誌、14:100、1960)」

2014年10月20日

微量 連翹(れんぎょう)のアラキドン酸代謝抑制作用

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生薬資源の枯渇対策に!

連翹はモクセイ科レンギョウの果実です。
解毒や消炎剤として皮膚病の方剤に使われます。
過剰な期待はしないほうが良いと思いますが、1989年に放射線障害防護薬剤の探索から他の生薬エキスに比較して顕著な作用が認められたという文献もあります。(佐藤祐之、太田節子、桜井信子、他:薬誌、109(2):113、1989)

この連翹は微量でアラキドン酸代謝を抑制したという文献があります。
「連翹のカフェー酸配糖体のforsythiaside,suspensaside,acteosideなどは白血球中のアラキドン酸代謝に置いて5-hydroxy-6.8.11.14-eicosatetraenoic acidおよびleukotriene B₄の生成を抑制し、その50%抑制率はそれぞれ1,0~40,0μMの範囲であった。ラット腹膜細胞は同様にそれぞれが約2,5~20μMの範囲にあり、その作用は非競合的抑制である。(Kimura Y 、Okuda H 、Nishibe S 、et al : Planta Med 148,1987)

ざっくりいうと、喘息・アレルギーを誘発する物質を抑制するということです。

2014年10月17日

微量 黄連(おうれん)のコリンエステラーゼ抑制作用

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生薬資源の枯渇対策に!

黄連はキンポウゲ科セリバオウレンの根茎です。
中国、日本、インド、ネパールが産地です。
黄連含有のアルカロイドは、ベルベリンをはじめとして苦みがあり、苦味健胃薬として使われています。

この黄連由来ベルベリンも微量で検証した文献があります。

「ベルベリンはウサギ脳およびカエル腹直筋由来のコリンエステラーゼを10⁻⁷g/mLの濃度で抑制作用を示し、カエルの腹直筋のアセチルコリンによる収縮を著明に増強する。((桑野重昭:現代東洋医学、2:44、1981)」

2014年10月16日

微量 紫根(しこん)の抗アメーバ作用

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生薬資源の枯渇対策に!

一時美容で話題になった紫根。
紫根はムラサキ科ムラサキの根を乾燥させたもの。
紫雲膏(しうんこう)で有名で、火傷や湿疹に使われます。
これも微量で検証した文献があります。

「0,5~10μg/mLのシコニンを培養液中に添加するとEntamoeba histolyticaに対する抗アメーバ作用がみられる。(Rubinchik MA :Mater Vses Konf Issled Lek Rast Perspect Ikh Ispolz Lek Prep 1970 Bittsa USSR236(CA83:671h)」

2014年10月15日

微量 牛蒡子(ごぼうし)の血小板活性因子抑制作用

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生薬資源の枯渇対策に!

急に寒くなりましたね。
お客様が「寒~い・・・」とやってくるので、この秋初めての暖房を入れました。
でも風邪薬を製造中は暑くなるので、お客様がいないときは止めています。
寒いので水分をとらなくなり、脱水に気をつけなければと考えています。

今日は牛蒡子の微量の文献について。
牛蒡子はキク科ゴボウの果実。
主成分はリグナン誘導体です。

文献によると
「血小板活性化因子拮抗物質の検索から牛蒡子エキスには血小板に結合した血小板活性化因子を200μg/mLの濃度で74%の有意な抑制作用があることを認めた。その成分はリグナン類であった。(Iwasaki S ,Wu-J-B , Ebizawa Y , et al :Chem Pharm Bull40(5):1196,1992)」

ざっくり説明すると、血液をさらさらにする作用です。

2014年10月14日

微量 夏枯草(かごそう)のヒト免疫不全ウイルスの増殖抑制作用

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生薬資源の枯渇対策に!

夏枯草は私はほとんど使わないのですが、これも微量で検証した文献があります。
夏枯草はウツボグサの花穂。
利尿剤として使用します。

文献によると
「夏枯草の熱抽出エキスがヒト免疫不全ウイルス(HIV-1)の増殖を著しく抑制すること、その100%阻害濃度は16μg/mLであることを報告した。(山崎勝弘、大竹徹、森治代、他:薬誌、113:818、1993)」

その後も研究がすすめられ、様々な成分の単離や同定、などなどの報告がなされています。

2014年10月10日

微量ゲンノショウコの回腸自発運動抑制作用

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ゲンノショウコは我が国の重要な民間薬です。

ゲンノショウコはフウロソウ科ゲンノショウコの地上部。
お腹にいいお茶として使われている民間薬です。
止瀉、整腸、健胃薬のはたらきがあります。
文献によると、ゲンノショウコも微量で検証されています。

「熱湯抽出エキス中に含まれるケルセチン、ケンフェロール、ケンフェロール7-ラムノシドは2×10⁻⁵g/mLの濃度でモルモット摘出回腸の自発運動を抑制した。(西本義重、井上純子、小川俊太郎、他:生薬誌、34:122、127、131、1980)」

2014年10月09日

微量 地骨皮(じこっぴ)のACE阻害作用

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生薬資源枯渇対策に!

涼しくなると気温変化のストレスで、血圧が上がる人が増加します。
高血圧の予防におすすめは、地骨皮の微量漢方です。
これはナス科クコの根皮。
クコの果実は枸杞子(くこし)です。

微量の地骨皮にはACE阻害作用という降圧作用が報告されています。
ACEとは体内のアンジオテンシン変換酵素のことをいい、これを阻害すると血圧が下がります。

文献によると
「In vitroでレニンおよびACE阻害活性試験を行った中で、レニン活性においては、lyciuminAは40μg/mLで19,4%、一方、lyciuminBは40μg/mLで32%の阻害活性を示した。またACE阻害活性においてはlyciuminAは100μg/R.M.で90.9%、lyciuminBは100μg/R.M.で79%の阻害を示した。(Yahara S, Shigeyama C and Nohara T: Teyrahedron Lett30:6041 , 1989)」

2014年10月08日

微量 川芎(せんきゅう)の血管拡張作用

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生薬資源の枯渇対策に!

日本は今までにない豪雨や台風で、浸水の被害を受け、農作物にも甚大な被害が及んでいます。
台風19号が発生し、上陸の可能性が報道されていますが、被害が出ないことを祈るばかり・・・。
同様に、世界中が水害やハリケーンなど、甚大な被害を受けています。
お隣中国は季節外れの雪により、ほとんどの花が受粉できなかったとのこと、影響が出るのは桃仁(とうにん)です。しかしそれだけでなく、生薬相場での反応が影響し、相場による価格高騰が一番の問題です。
結局収穫量は平年並みという予想で、落ち着いているとのこと。(参考資料No.62コタロー通信)

収穫量だけでなく相場などの人的操作によって、生薬資源が脅かされているのですね。
でも、微量なら大丈夫!

朝晩涼しくなりましたね。
冷え性の人は、辛い季節が近づいています。
冷え性の人におすすめの生薬は、川芎(せんきゅう)です。
これも、微量で血管拡張した文献があります。
血管拡張=血流が改善し、冷えが治ります。

川芎はセリ科センキュウの根茎。
文献によると
「70%メタノールエキスは0,1~1mg/mLでマウスの血管平滑筋の自発性収縮やCa²⁺によるspike振幅を用量依存的に抑制することにより血管拡張を生じる。(木村郁子、他:和漢医薬誌、2:118、1985)」

2014年10月07日

微量葛根(かっこん)のパパベリン様作用

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生薬資源の枯渇対策に!

台風一過で爽やかなお天気ですが、気温はグーンと下がりましたね。
風邪薬が羽が生えたごとく、作っても作ってもなくなります。
喉が痛い人、頭痛、お腹をこわす人・・・。
経絡測定で「そういえば、のどが・・・」と、風邪に気づく人もいます。
無自覚のうちに風邪薬を飲めば、風邪はすぐに治ります。

漢方方剤のキングオブ風邪薬は「葛根湯」、名前を知らない人はほとんどいません。
でも、意外にも葛根湯が合う人は全体の25%、そして妊婦さんは飲んではいけない方剤です。

葛根湯の葛根(かっこん)はマメ科クズの根。
風邪をひいたときの民間療法「葛湯」の葛が葛根です。

これも微量で検証した文献があります。
「PM-2,4、PA-3,4,5は5×10⁻⁴~3×10⁻³g/mL」で、ラット摘出子宮においてはPA‐3,5がパパベリン様作用を示した。(Harada M and Ueno K :Chem Pharm Bull 23 : 1798,1975)」

パパベリン作用とは筋弛緩作用のことで、鎮痛作用などがあります。

2014年10月06日

微量の麻黄(まおう)で抗炎症作用

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生薬資源の枯渇対策に。

台風があっという間に過ぎ去りました。
今朝の通勤時間を直撃し、電車の運行がなくなり、台風が過ぎ去るまで自宅で待機。
大雨とたまーに強風、そのうちぴたりと雨が止んでさあ仕事と思ったら、再び強風と大雨が始まりました。
一度止んだのは、台風の目の中だったのですね。
それから30分、ようやく雨が小降りになったので、家を出て駅へ。
一時運転見合わせの電車は、運行再開していました。
そのようなわけで、昼から仕事につき、大忙し。
風邪が流行っているので、風邪薬がどんどん出て、あと2個しかありません・・・。

台風の通過で古傷の炎症が出てくる人に、微量で麻黄を飲むことをおすすめします。
文献によると
「ラット腹腔マクロファージからのzymosane貪食によるアラキドン酸遊離に対してEP10~100μg/mLで有意な抑制が認められている。(菅原正喜、鶴藤、曳野宏、他:炎症、6:245、1986)」

2014年10月04日

麻黄(まおう)のanaphylaxis反応で遊離するメディエーターの抑制作用

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生薬資源の枯渇対策に!

台風18号が近づいていますね。
そろそろ敏感な人は、低気圧で体調に影響が出始めていることと思います。
このようなときは自律神経が乱れやすいので、要注意。
でも簡単なことで治すことができます。
それは「早寝」です。
早寝によって副交感神経が優位になり、低気圧の影響を受けにくくなります。
昼間は昼寝せず、起きて交感神経優位にしてください。

喘息の人は兆候が現れ、頭痛がある人は頭痛が強まり、関節痛が強まったり、低気圧は本当に厄介です。

喘息になりやすい人が好む生薬の一つが、麻黄です。

麻黄はマオウ科マオウの茎。
主成分はエフェドリンですが、麻黄を含む方剤のエフェドリン量は、西洋薬のエフェドリン量の10分の1です。

麻黄も微量で検証したデータが、多く存在しています。

文献によると
「水エキス(収率33,3%)とエタノールエキス(収率16,0%)は1×10⁻³g/mlの作用濃度で卵白アルブミン感作モルモットの肺切片と抗原とのanaphylaxis反応で遊離するメディエーターをそれぞれ20~40%、40%以上抑制した。(江田照英、他:日薬理誌、66:366、1970)」

2014年10月01日

微量で桃仁(とうにん)の抗酸化作用

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生薬資源の枯渇対策に!

生薬の文献を調べると、多くの生薬が超微量で検証され、結果を残しています。
この作業(文献を調べる)に到達するまで、たったひとりで微量漢方を扱う私は、ほんとうにきつい作業の毎日でした。
1000倍に希釈された生薬は、味も匂いも色もないのに、効果が出るのです。
中には「怪しい」という人あり、胡散臭いなどなど多くのご批判あり、何度やめようか挫折の連続でした。
普通は怪しいとおもいますよね。
当然です。
こういう時代だし。
でも事実は「全く効かないわけではない。」
何度疑っても「全く効かないわけではない。」
全く効かないわけではない事実がある以上、逃げることができませんでした。
やがて、生薬の薬効を検証した文献を読んでみると・・・。
微量で検証した多くの文献を見つけることができました。
このような堅実で地道な研究をなさった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてやっと確信をもつことができました。
「漢方は微量で効く」

これは同時に生薬資源の枯渇対策につながります。
微量漢方は批判ばかりでなく、多くの方の支持もいただいています。
薬剤師の先生もいます。
多くのお客様も!
効果を実感された方は、私より上手に活用し、健康管理しています。
消費税8%時代の消費者(私を含む)としては安価で効くなら、これほどよいことはないですよね。

今日は桃仁について。
文献によると
「桃仁PR-B(抽出された蛋白質)は抗活性酸素作用を示し、マクロファージ法では5×10⁻⁵、10⁻⁵Mで、それぞれ75,6、68,7%の活性酸素を減少させ、その作用はSBITとほぼ同等だった。(有地滋、久保道徳、谿忠人、他、:薬誌、105:895、1985)」