参加ランキング

クリックで投票になります。
1日1クリック有効です。

にほんブログ村 健康ブログへ

人気blogランキングへ

人気blogランキングへ
Profile

菅野

菅 野 佐百合

  • 東北薬科大学 薬学部 製薬学科
    卒業
  • H13年度 薬剤師研修センター漢方薬生薬研修会 試問 合格
  • 薬局「秀ハーブラウンジ」
    取締役社長 管理薬剤師

■調剤業務に従事する傍ら、漢方薬・ハーブの研究を行う。
■自然療法・アロマテラピー・カウンセリング・フラワーエッセンスを学ぶ。
■漢方の希釈をマイペースで研究中。
著書に「超微量漢方パワーの奇跡」<廣済堂出版>、「難病を癒す免疫療法」(共著) <廣済堂出版>がある。

カウンタ
現在、TB、コメントは受け付けていません。

« 2012年09月 | メイン | 2012年11月 »

2012年10月29日

裏寒(りかん)の人が増えています。

銀杏岡八幡.jpg
今年は気温低下が急激だったため、間に合わずに裏寒になる人が急増です。

体の浅い部分を表と呼ぶのに対して、深い部分の胃腸などは裏とよびます。
急激な気温低下にともない、寒が表で反応するのを表寒、裏で反応する場合を裏寒といいます。
表寒は頭痛・関節痛・悪風・鼻水などの症状があるためすぐにわかりますから、カーディガンを着たり布団を増やすことで対応可能です。
一方、裏寒の場合は気付かないで冷たい物を飲んだり食べたりした後に、腹痛・下痢が激しくやってきます。急な便秘も裏寒であることが多いです。
「寒くなったけどいつものように氷入りのアイスコーヒーを飲んだの。家に帰ったら、急にお腹が痛くなって痛いよ~って寝ていたの。氷をたっぷり入れたことを、後悔したわ・・・。」
この人の場合は、大建中湯(だいけんちゅうとう)でお腹を温めて、牛黄で痛みを取りました。
もちろん、腹巻も。
季節の変わり目の裏寒には、気をつけましょうね。

今日の写真は、お店から歩いて行ける「銀杏岡八幡」です。
源頼義・義家が奥州征伐へ向かう途中、小高い丘だった当地に銀杏の枝をさして戦勝祈願し、その帰途、1062年に創建したと伝えられています。
(台東区浅草橋1-29-11)

2012年10月19日

病気が人を殺すのではなく、妄想が人間を食い殺す

べったら市.jpg
江戸時代に活躍した白隠禅師の言葉は、今の時代にも当てはまります。

健康のご相談にみえる方の大多数は、皆妄想で苦しんでいます。
どうあがいても変えられない過去。
「辛い苦しい治療が、頭から離れない。」
「苦しんだ家族の顔が、忘れられない。」
そして、まだ見ぬ未来。
「また再発したら、どうしよう。」
「家族のような病気になるのが怖い。」
えらそうに語っている私だって、「病気になったらどうしよう。脳溢血で倒れたら、お店は・・・」と、どっぷり妄想にはまっているときがあります。身近で3度の母の脳溢血を経験したからです。
最近買った本、「くじけない心をつくる禅の言葉」田中治郎著 日本文芸社では、以下のように述べられています。
「私たちが病気になると、病気そのものを冷静に見つめるよりも、最悪の事態になったらどうしようと妄想し、死ぬよりも苦しい思いをする・・・私たちが苦況に陥ったり悩みを抱いたとき、妄想にとらわれている自分がいないかと自省することは、とても大切です。」

忘れることができない辛い苦しい経験は、消すことはできません。
だからこそ、そこにとどまらずに現実を生きることのみが、理想の未来を作る。
それで、最近はお薬を渡すとき、
「これを飲んで、妄想しなければ、大丈夫!」とお話しします。

今日から日本橋の宝田恵比寿神社のべったら市が始まります。
べったらとは麹の浅漬け大根のことをいい、毎年10月19・20日は神社周辺に店がびっしり並びます。
そこを缶ビール片手におつまみをゲットし、道端にどっかり座って食すのが、この縁日のお作法です。
祭りやパワースポットで元気をもらいましょう!

2012年10月12日

莫妄想(まくもうぞう)

北鎌倉かまくら陶芸館.jpg
漢方とは体のみならず心の状態が体に現れることを基本とした、最古の心身医学です。

五行理論は漢方の基本であり、天地自然の運行と万物生成化育を結んだ絶妙な連想の産物のことをいいます。
そして五行理論によると、怒りは肝に関連し、悲しみは肺、恐れは腎というように、感情と臓器が関連することは基本中の基本です。

ところで最近私は北鎌倉が大好きになり、円覚寺によくいくようになりました。
円覚寺は正式名称が、瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)という禅宗のお寺です。
広大な敷地の中にいくつものお寺があり、お抹茶を楽しんだり珍しい山野草を観たり、心も体も充電することができます。
そして出口に置いてあるしおりをいただき、その裏面のエッセイを読むと「莫妄想(まくもうぞう)」という言葉にはっとさせられました。
これは妄想することなかれという、禅の教えだそうです。
妄想とは大辞林によると「精神が対象の形態にとらわれて行う誤った思惟・判断。」と出ています。
色気・食い気・欲気などの邪念も妄想です。
さらに禅では生死・善悪・是非・勝敗を作り出し、苦しむことも妄想というそうです。
このようなことにとらわれず、目の前の現実を一心不乱にやり貫く姿勢を、禅では説いています。
そして店に戻り相談を受けると、いかに自分の作った妄想で消耗している人が多いか、ハッとさせられます。
妄想も虚証(きょしょう)の原因の一つですね。
そういう私も、油断すると妄想していたり・・・・(汗)
莫妄想、莫妄想!

今日の写真は、北鎌倉の「鎌倉陶芸館」2階のテラス席。
ここでけんちん汁のセットを頂きました。
素晴らしい景色の中で食べる地元野菜の天ぷらや煮物、地元でとれたマグロの煮つけ、どれも美味しくて、妄想している暇ありません!

2012年10月05日

便秘薬(大黄)の意外な効果

富岡八幡宮.jpg
便秘薬の大黄(だいおう)が情緒的安定に効くお話し

若い女性で情緒不安定になりやすい場合、便秘薬で効果が出るのです。
もちろん、お腹こわしているときは、無理ですが・・・・。
大黄(だいおう)という生薬は、下剤に用いられますが、実は抗精神作用の論文が多数発表されています。
薬物で攻撃行動を発現させたラットを著明に抑制させた報告もあります。
これは大脳辺縁系のノルアドレナリン神経やドーパミン神経の活動性の抑制によるもので、従来の向精神薬にみられる錐体外路症状がほとんどみられないという利点も報告されています。

症例)
若い女性で様々な不調を訴え、抑肝散(よくかんさん)と調胃承気湯(ちょういじょうきとう)という便秘薬を飲み続けていた。
抑肝散がなくなって調胃承気湯だけ飲み続けていたら、それだけで調子がよいことに気づき、以来調胃承気湯のみのんでいる。

きょうの写真は、門前仲町の富岡八幡宮です。
1627年に創建され、江戸最大の八幡様といわれています。
パワースポットに行くと清々しくなり、パワーが充満するのがわかります。
声にはりが出て目がらくになり、頭もすっきり!
人間はパンだけで生きてるんじゃないな~というのが実感できます。