ヒトはひとりでは生きられない
本日から「常在菌と付き合う」シリーズが読売新聞朝刊ではじまりました。
薬の仕事に携わっていると、薬の効き方、反応の仕方の個人差に驚きます。
特に漢方はそれが大きいです。
すぐ効く人、まったく効かない人、効きすぎる人。
もちろん睡眠時間、食生活、ストレスも関与しますが、それだけではないですね。
それで腸内細菌にたどりつきました。
読売新聞朝刊によると
「人は自分だけでいきているわけではない。顔、口、気道、胃、腸、尿路など、体のいたるところに細菌が棲みついている。「常在菌」だ。」
常在菌は100兆個いるそうで、人体を構成する60兆個の細胞数をはるかに上回っています。
最も多くいる場所が腸です。
善玉菌と悪玉菌に分けられますが、理想的なバランスは善玉菌が8割で悪玉菌が2割。
悪玉菌は人体に有害な発がん物質ニトロソアミンを合成しますが、善玉菌が排除します。
でも、悪玉菌も必要です。
記事より
「これらの悪玉菌も、①人間に必要なビタミンBなどを作る。②腸に集まる免疫細胞を刺激して、細菌などの侵入を防ぐ免疫機能を高める。③潰瘍性大腸炎治療薬のうち1種類の効果を高める・・・などのよい働きをすることが分かってきた。」
ただし、増えすぎは体調不良につながるので、バランスが大切ですね。
人は常在菌の力に助けられて生きています。
