腸内細菌と漢方薬の薬物動態6
甘草(かんぞう)の主成分はグリチルリチンです。
これは腸内細菌に取り込まれて、グリチルレチン酸とグルクロン酸に分解されます。
岡先生の漢方薬の薬物動態論では、以下のように述べられています。
「In vitroの実験で、グリチルレチン酸が副腎皮質ホルモン(コルチゾール)代謝酵素の11β-HSD(Type-1)を50%抑制する薬理作用は、27ng/mLである。」
副腎皮質ホルモンは、人体を構成する内因性物質です。
とても身近なホルモンです。
副腎皮質ホルモン恐怖症の人が多数来ますが、「体の中に、常に存在するホルモンですよ~」と話すと、皆びっくりします。
甘草の主成分、グリチルリチンが副腎皮質ホルモンではなく、その代謝産物のグリチルレチン酸が副腎皮質ホルモン代謝酵素を抑制して血中濃度を上げていたことが、薬物動態論で明確に理解することが出来ます。
それには、まず腸内細菌による代謝が大原則。
甘草自体は、プロドラッグにすぎません。
話は変わって、うちのワンコに「ハウス!」のしつけをしています。
ごほうびのおやつをあげるときは、まずはじめに「ハウス!」
後ろ足を外に出して、恐る恐るおやつを食べます。
ビビリっこです。
