腸内細菌と漢方薬の薬物動態5
岡先生の漢方薬の薬物動態論より
「腸内菌代謝には個体差が大きい。配糖体の加水分解反応にも個体差があるが、小柴胡湯で最も顕著な個体差はオウゴニンとオロキシリンAの還元的骨格変換である。5名の被験者で調べたところ、約半数で観察されるのみだった。」
オウゴニン、オロキシリンAは小柴胡湯(しょうさいことう)の構成生薬である黄芩(おうごん)が含む化学成分です。
腸内菌代謝による分解産物が得られるかそうでないかによって、漢方薬の効く・効かないが決まります。
腸内菌、特に善玉菌が多いと、漢方薬が効率的に作用します。
善玉菌は加齢により減少するそうです。
また、食生活や服用薬、疲労にも影響されます。
漢方薬を飲む以前に、漢方薬が効く腸内環境作りが必要ですね。
岡先生の研究では5人のうち約半数しか代謝がかんさつされなかったとのこと。
5人で判断するのは難しいかもしれませんが、漢方が効く人は約半数。
そして、体調の悪い人はより腸内環境がわるいので、漢方がヒットする確立はもっと少ないかもしれません。
乳酸菌(善玉菌)補給による健康増進が、運命の分かれ目に・・・。
