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Profile

菅野

菅 野 佐百合

  • 東北薬科大学 薬学部 製薬学科
    卒業
  • H13年度 薬剤師研修センター漢方薬生薬研修会 試問 合格
  • 薬局「秀ハーブラウンジ」
    取締役社長 管理薬剤師

■調剤業務に従事する傍ら、漢方薬・ハーブの研究を行う。
■自然療法・アロマテラピー・カウンセリング・フラワーエッセンスを学ぶ。
■漢方の希釈をマイペースで研究中。
著書に「超微量漢方パワーの奇跡」<廣済堂出版>、「難病を癒す免疫療法」(共著) <廣済堂出版>がある。

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腸内細菌と漢方の薬物動態1

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すご~く難しそうな題名ですが、簡単にお話しすると、漢方の効き目は個々人の腸内細菌の状態に影響するということです。

例えば、写真の文献(東京薬科大学薬学部教授 岡 希太朗氏 漢方薬の薬物動態論より)によると、
「グルクロン酸抱合体であるバイカレンは小柴胡湯中(しょうさいことう)のものではない。
小柴胡湯のバイカレンは腸内菌に加水分解されて吸収され、再度抱合されたものである。」
バイカレンは小柴胡湯の構成生薬オウゴンの主成分です。
抗炎症・抗菌作用・抗アレルギー作用があるといわれている成分です。
このバイカレンは、単にオウゴンを飲んだだけでは吸収されず、腸内菌によって代謝されないと産生・吸収することができません。

年末から乳酸菌のびっくり体験が多かったため、昔の文献を紐解いてみました。
当時は素通りしていた内容ですが、体験して考察してみると、あらためてびっくり!

私たちは「菌」というと病原菌ばかりイメージしてしまい、抗菌剤で無菌状態を維持し続けていますが、腸内細菌を調べると、大腸菌は0,1%に過ぎません。
残りの99%の菌は、食物繊維を発酵させて栄養を作ったり、抗菌剤を作ったり、高脂血症を防いだり、大活躍です。
今日からシリーズで、腸内細菌についてお話しようと思います。
昨年からのインフル騒ぎで行き過ぎた抗菌がなされています。
でも、ある程度のリスクは仕方がありません。
要は、その中でいかに体内環境を整えていくかということです。
実験で使われている無菌マウスには、無菌であるがゆえに免疫力がまったくないのです。
抗菌時代には、良質な菌を補給することが大切です。