よくなる人・ならない人
以前、漢方薬の働きは2割と説明しました。
あとの8割は、非物質的な力です。
それは「意欲」だったり、「気合」のようなものだったり。
これには、私のこんな体験が裏づけになっています。
私の母が3度目の脳溢血を発症したとき、口やのどに麻痺がおこり、自力で食べるのはほぼ絶望的でした。
でも、稀に食い意地張っている人は、奇跡的に食べることができるそうです。
それで少し酷でしたが、寝ている母に聞こえるように、
「今日はすき焼きたべるのよ~」とか、「昨日のケーキ、美味しかった~」と話しているうちに、のどが「ゴックン」しはじめ、今ではお団子を食べられるようになりました。
それで、非物質的な働きって、本当にあるんだと、あらためて自信が持てました。
元気になる!という意欲を前提に漢方を使う人は、よくなります。
よくなるかならないか、明日のことはだれにもわからないけれど、そんなこと考えずに「よくなりたい!」という意欲には、非物質的な力があります。
それで、「すすめられてきましたが、本当に効くんですか~?」という場合は「残念ながら、効きません」と話してしまいます。
今、このパターンがとても多いです。
このパターンが、インフルエンザを「不治の病」にしてしまうのでしょうね。
インフルエンザだって、タミフルが効かないと「不治の病」ですから。
「よくなりたいんです!」という人には、「いっしょによくなる方法を考えていきましょうね。」と応援体勢が出来上がります。
そして、このパターンの人は病を見事にコントロールしてしまいます。
例えばインフルエンザにかかっても、熱も出ずに軽い鼻水程度で治る人も、実際にたくさんいます。
でも、強制はしません。
すべて、本人が選ぶことだからです。
