肌寒いとカッコン・マオウ・ケイヒ
昨日は11月中旬の気温ということでした。
肌寒い日が続くので、葛根湯もどきの処方になりました。
葛根湯はカッコン・マオウ・ケイヒ・シャクヤク・カンゾウ・ショウキョウ・タイソウという7種類の生薬で構成されている方剤です。
昨日お話しした「傷寒論」では、寒が体内に侵入した直後に飲むとよいと書いてあります。
寒が侵入すると、時間が経過するごとに体調が変化し、最後は厥陰病(けっちんびょう)といって最悪の事態を迎えるのです。「寒」をあなどらないことと、風邪の予後が大切です。
微量漢方の上級者向き情報です。
今日の私の選んだ生薬は、カッコン・ケイヒ・マオウ(ここまでは葛根湯の生薬)とチモ・トウキでした。
昨日、体を動かして少し筋肉痛があるので、チモとトウキで腰痛を治してくれるかもしれません。
自覚症状が出る前に、微量漢方で体の状態を知り、予防することが大切です。