漢方薬を飲んでからのどが渇きます。
肺の弱い人が麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)を飲んで、喉の渇きを訴えましたが、これは漢方が効いてる証拠です。
症状が裏(肺)から浅い部分の表(喉の渇き)に移動したからです。
でも、気になるときは量を減らしてゆっくり治すのも一つの方法です。
漢方的治癒メカニズムには、裏(り)から表(ひょう)に邪気が移動し、そこから時間をかけて抜けていきます。これが体質改善です。
たとえば喘息の人が漢方薬を飲んで、アトピーになることがあります。アトピーが出たけれど、喘息はなくなります。これは深い部分の邪気(喘息)が皮膚表面(アトピー)に移動した現象で、根治に向かう経過のひとつです。
皮膚より気管支のほうが深い部分にあることは一目瞭然で、この深い部分が「裏」です。
裏は表より命に関わりやすい部分なのです。
ここで焦らず、続ける根気が大切。
根治に至るには長い時間が必要で、これが体と付き合うということになります。
でも、出てきた症状が辛い場合は、漢方薬の量を減らしてやわらげることも大切。
今日は久しぶりに専門的な話題になりましたね!
さて、写真の生薬は「杏仁(きょうにん)」です。
麻杏甘石湯に入っている杏仁です。
杏仁はホンアンズの種で、種というのは精油成分を含み、喉を潤す働きがあります。
皆が大好きな杏仁豆腐の杏仁で、杏仁豆腐を食べると口の中が爽やかに潤いますね。
