絶体絶命のときに使う牛黄(ごおう)
牛黄はなんと牛の胆石で、牛1000頭に1つとれればラッキーといわれている貴重な生薬です。
鎮静・解熱・強心・抗高血圧作用があり、喘息発作にも効きました。
高熱があるのにどうしても出かけなければならないときの、お助け漢方薬。
昔からある宇津○命丸などの子供の薬にも入っている成分ですから、安全です。
こんなすごい薬なのに、なぜ普及しないかというと、値段。
オーストラリア産の上級品は、1グラム6000円が相場です。
神農本草経では上薬に分類されています。
この中で、薬は上・中・下に分類されていますが、これは効く効かないを分類したのではなく、上にいくにしたがって、毒性がなく飲めば飲むほど体によいということを意味しているのです。
社会生活にどっぷりつかっている私たちは、できる限り自然に近いライフサイクルを取り戻す必要があります。
そのことを教えてくれるのが、病気です。
夜は寝て、朝は起きる。
都市型人間は、人工物の中で暮らしているために、自然の力を感じる機会は少ないのですが、潮の満ちひきや満月の日の人間の異変、そして病気は、抗えない自然の力です。
「ずっと漢方飲み続けなければいけませんか?」
このようなご相談は、週に何件もあります。
漢方を使う理由がわからないと、不安になるのは自然なことです。
不規則な食事、睡眠不足、運動不足、逃げ場のない過剰なストレス・・・。
自然に抗わなければならない社会生活は、リスクが高い。
だから、毎日「今日はリスクが高い日だったなー」と、感じてみてください。
そのリスクを少なくする方法が、漢方薬です。
それがわからないで漢方薬を使い続けると、自分の力では解決不可能と思えて、不安になります。
先人たちが「謙虚さ」を伝えていますが、自然(からだ)に対する謙虚さがキーワードではないでしょうか。
私もよく忘れます。(反省)
