寒さに傷(やぶ)れる
寒さに傷(やぶ)れると、様々な症状が出ます。
その症状だけで漢方のバイブルといわれる傷寒論(しょうかんろん)が出来上がったのです。
寒というものはナイフのように体を傷つけます。
寒は具体的に見ることができないエネルギーですが、感じることができるエネルギーですよね。
いよいよ師走がやってきました。
今日はがくんと気温が下がりましたね。
とたんにご相談が倍増しました。
エアコンや温かいコート、カイロなどの暖房用品で自分の冷えを認めることは難しくなりましたが、風邪をひいたとき、痛みが出たときに、やっと寒さと向き合うことができるのです。
寒い季節はどれだけ早く「傷寒」に気づけるかで、その傷口を最小限に止めることができます。
痛みや風邪の症状で不安になっている方は、早く傷寒に気づけて「ラッキー」と考えてください。
それ以上傷口を広げないチャンスに気づけたからです。
その感覚で自分を守ることができ、大きな病気につながる心配がありません。
あまりに体力を消耗すると、風邪をひいたことにも気づけなくなります。
傷寒に気づけずに、そのまま無理をしてしまうと、傷寒が筋肉・骨髓に到達し、治りにくくなります。
傷寒のファーストチョイスは葛根湯(かっこんとう)や桂枝湯。
天気予報を見て、気温が下がりそうなときは、あらかじめ飲んでおくといいですね。
微量漢方で葛根湯をこまめに飲むこともお勧めします。
