漢方薬の目的
漢方薬は未病を治すもので、病気を取り除くのは困難です。
それならなぜ漢方を飲むのでしょう?
病気ではなく、身体を治すのが漢方薬だからです。
手術して悪いところがなくなって、病気が治り、退院しました。
さて、次の日から職場でバリバリ仕事できるでしょうか。
病気は取り除けましたが、身体の機能はまだまだ元に戻っていません。
食欲が元のように出なかったり、持久力がなくてすぐ疲れたり、自分や家族が入院した経験のある人は、日常生活に復帰する難しさを感じたことがあると思います。
東洋医学と西洋医学の根本的な違いがここにあります。
病巣のみを考えるのが西洋医学です。だから、ガンを消すのは西洋医学です。
身体の機能を考えるのは東洋医学ですが、極端な話をするとガンの病巣を持ったまま内部のバランスを整えるのが東洋医学で、ガンを消すことは考えませんが、本人の感覚では身体はラクになります。
車で例えると、タイヤ交換が西洋医学で、運転技術は漢方薬と考えてください。
運転技術がよければ、タイヤは長持ちします。
身体を長持ちさせるのは、漢方薬の得意分野。
それぞれ目的は全く違いますが、どちらも大切です。
ガンを消すのは西洋医学で、機能回復は東洋医学です。
