NK細胞はストレスで減少する。
免疫とは他者を排除するシステムです。特にガン・アレルギーなどに免疫の話がよく出てきますが、ストレスを受けると免疫力が弱まり、これが病気の原因のひとつと考えられています。漢方を使用するとき、同時にストレスに対する感受性を弱めていかなければならないのですが、この作業のほうがメインになってしまうことが多いのです。なぜなら、漢方薬は受容体に作用するのではなく、神経伝達に近い気の流れに作用するため、神経の緊張があると効果が出にくいからです。
NK細胞は、がん細胞・ウイルスを攻撃する最強の免疫細胞です。でも、非常に繊細な免疫細胞です。
以前、免疫学の世界的権威のG先生と少しだけ雑談したことがありました。G先生の研究発表前だったのですが、その研究は世界で注目を集めている免疫活性物質のNK活性に関するデータで、私も使用してその効果に目が飛び出るほど驚いた物質です。
私「これはすばらしい物質ですね。」
G先生「確かに素晴らしい。・・・(中略)・・・しかし、ストレスがあると効かない。なぜならストレスが存在すると、NK細胞が減少することがわかったからです。」
その物質が直接病原体を攻撃するのではなく、体内のNK細胞に本来の役割を思い出させ、攻撃させます。
NK細胞は非常に攻撃力の強い細胞ですが、非常に繊細な細胞で、ストレスを感じるとすぐに減少したり活性度が低下するそうです。
せっかく応援に行っても、選手(NK細胞)が減少したら、戦ってもらうことはできません。
ストレスに対する感受性を弱めるトレーニングが効果の決め手なのです。
このことは、漢方薬も同様です。
