体によい情報で体を壊すはなし
最近あらゆる番組で手軽な健康法が紹介されています。
昨日も「長く湯船にはいるとよいと聞いたので、やってみたら疲れて・・・」というご相談がありました。
(ご相談者の方、とてもよい相談だったので紹介させていただきました。)
これは前々回の「汗を止める漢方」で説明しましたが、汗を流すと機能が低下する消耗傾向の人のケースです。
また、長ければ長いほどよいわけでもありません。
おでこからうっすら汗が出たら、終了です。
「糖尿なので歩きなさいといわれた」と、風邪をひいているときも長時間歩く人がいます。
「玄米食がいいといわれた」と、お腹をこわしながら玄米食を食べる人がいます。
みんな一生懸命健康になろうとがんばって、からだを壊してしまっているのです。
「それなら、どうしたらいいの?」
最低限、この療法は毒素過剰傾向の人(実証)向きか消耗傾向の人(虚証)向きかを明確に報道してほしいなー。
日本には昔から漢方の概念である実証・虚証の考え方があるのだから。
昨年ある雑誌のデトックス特集を1ページ担当したときも、「誰にでも効く漢方茶を紹介してください。」といわれ、強引に4種の体質別漢方を紹介してしまいました。編集者の方、受け入れてくださってありがとうございました。
一番大切なことは、受け取る側の身になって、正しい情報を伝えることではないでしょうか。
